トラム運賃が7年ぶりに値上げ

7月2日より、香港の観光名物としても親しまれている2階建てのトラム（路面電車）の運賃値上げが7年ぶりにおこなわれます。

大人運賃は「2.30香港ドル（約32円）から2.60香港ドル（約36円）」、12歳未満の子供運賃は「1.20香港ドル（約17円）から1.30香港ドル（約18円）」、65歳以上のシニア運賃は「1.10香港ドル（約15円）から1.20香港ドル（約17円）」、1か月間乗り放題のMonthly Ticket（マンスリー・チケット）は「200香港ドル（約2,770円）から220香港ドル（約3,050円）」の値上げとなります。観光客向けの4日間乗り放題の4-Day Pass（4デイ・パス）は34香港ドル（約470円）となり料金の変更はありません。

トラム運営会社HKTは、「最後に値上げが実施された2011年6月からトラム利用客数が減少しており、2014年から利益も減少している。また、サービス改善のために今後数年間で1億1000万円香港ドルの投資を計画しており、利益確保のためには値上げはやむを得ない。」とコメントをし、香港政府も「値上げ額は妥当である。」として運賃改正を承認しました。

またHKTは、「今後10～15年かけてトラム164台のボギー台車（車輪取り付け部分）をリニューアルし、静かでスムーズな乗り心地のトラムを運行する。」とも発表をおこないました。