香港、たばこパッケージのロゴ・デザインを禁止へ

香港政府は、2027年3月1日から、たばこのパッケージからブランドロゴやカラフルなデザイン・広告的要素を排除することを義務付ける新しい規則(附属法例)を導入すると発表しました。
新しいパッケージのルールでは、色は標準化された「プレーンブラウン(茶色)」に統一され、許可されるのは「規定されたフォントで印刷されたブランド名と銘柄名」のみとなります。また、従来と同様にたばこの使用によって引き起こされる可能性のある病気や健康被害を示す警告画像・表示が掲載されます。つまり、パッケージからブランドの個性(ロゴ・色・デザイン)を消し去り、健康被害を強調したパッケージに統一する、という規制です。
このように標準化された「プレーンパッケージ」を義務付ける制度は、世界で初めてオーストラリアが2012年に導入し、その後、ヨーロッパやタイ、サウジアラビア、カナダ、シンガポールなど、各国・地域で導入が進んでいます。
2027年3月1日の施行後、9か月間は移行期間となり、2027年12月1日までに全ての製品が新基準を満たす必要があります。移行期間後に基準を満たさない商品を販売した場合、有罪判決を受けた際には最高5万香港ドルの罰金が科せられます。
また、プレーンパッケージの導入と同時に、納税済みたばこのラベル表示制度も導入される予定です。これにより、納税済みたばこと違法たばこを区別するためのデジタル偽造防止ラベルが義務付けられます。
2027年3月1日から11月30日までの移行期間中は、3種類の在庫が市場に出回ることが許可されます。3月1日より前に輸入され、納税済みラベルが貼られていない包装、3月1日以降に輸入され従来の包装で納税済みラベルが貼られた包装、そしてプレーンパッケージで納税済みラベルが貼られた包装です。
香港は今年に入り禁煙関連の取り締まりを強化しており、1月には喫煙禁止区域の拡大、列に並んでいる間の喫煙禁止、罰金の増額(1,500香港ドルから3,000香港ドルに引き上げ)が開始しました。4月には電子タバコ・加熱式タバコ・ハーブタバコなどの代替喫煙製品について、公共の場での所持が禁止されました。