キャセイのドバイ便欠航、ディズニーホテル休業など

本日の香港では、航空や観光、空港に関するさまざまなニュースが注目されています。キャセイパシフィック航空のドバイ・リヤド便欠航、香港ディズニーランド・ホテルの10月からの休業、香港国際空港の新ターミナルでディスプレイが落下寸前となったトラブルなど、香港で注目を集めている最新ニュースを詳しく紹介します。
■キャセイが11月までドバイ・リヤド発着便を欠航
キャセイパシフィック航空は、中東情勢の悪化を理由に、2026年11月30日までドバイとリヤドを発着するすべての旅客便を欠航すると発表しました。影響を受ける旅行者は、航空券の再予約、経路変更、または全額払い戻しの対象となります。
対象となるのは、2026年9月4日以前に発券され、当初の出発予定日が9月4日から12月31日までの航空券です。変更手続きは12月31日までに行う必要があり、新たな旅程は2027年3月31日までに完了する必要があります。
キャセイパシフィック航空の中東路線は、今年2月28日に米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃に踏み切ったことを受け、運休が始まりました。その後、イランによる中東地域へのミサイルや無人機による報復攻撃もあり、運航再開の予定は繰り返し延期されています。
■香港ディズニーランド・ホテルが10月から休業
香港ディズニーランド・ホテルは、2026年10月12日から全館休業し、大規模な改装工事に入ります。最終宿泊日は10月10日で、再開日は未定です。香港ディズニーランドには3つのホテルがあり、残り2つのホテルは通常通り営業します。
今回改装工事に入る「香港ディズニーランド・ホテル」は、2005年にオープンした客室数400室のホテルです。改装工事中に香港ディズニーランドで宿泊する場合は、同じく2005年にオープンした客室数600室の「ディズニー・ハリウッド・ホテル」または、2017年にオープンした客室数750室の「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」を利用することになります。
香港ディズニーランド・リゾートの広報・渉外担当副総裁である黎珮珊氏によると、今回の改装では「没入型ストーリー体験」を取り入れ、ディズニー映画のテーマに合わせた客室を増やすなどの計画があります。同氏は、香港ディズニーランド・ホテルは世界で唯一「山と海に挟まれた」立地にあるとして、多くのゲストが誕生日や結婚記念日、子どもの卒業など、人生の節目をこのホテルで祝ってきたと述べています。
ちょうどハロウィンからクリスマス、年末年始にかけての繁忙期と重なるため、香港のSNSや旅行系掲示板では、「残り2つのホテルの部屋を奪い合うことになり、高値でも取らざるを得なくなるのでは」と懸念する声も広がっています。
値上げ圧力への懸念について問われた同氏は、値上げするかどうかについては直接答えず、「残り2つのホテルで合計1,350室ある」と説明し、需要には対応できるとの認識を示しました。
■空港の新ターミナルで落下寸前のディスプレイ発見
今年5月に運用を開始した香港国際空港の新しい第2ターミナル(T2)で、天井からワイヤーで吊り下げられていた直径約1.5メートルの円形電子ディスプレイが、落下寸前の状態になっていたことが分かりました。
9月5日(土)午前8時30分頃、通常は地上から約15メートルの高さにあるディスプレイが、吊り下げていたワイヤーの不具合によって約8メートルの高さまで突然降下しました。約7メートル落下したところで安全装置が作動して停止しましたが、その際、隣に設置されていた2枚のディスプレイも巻き込まれて左右に大きく揺れました。ケガ人は出ていません。
香港理工大学機械工学系の元エンジニアは、「ワイヤーは束ねる際、先端をしっかり固定しなければならない」と指摘しています。今回の状況については、ワイヤーの先端が緩んでバラバラになり、内部の細い鋼線が切れた可能性があるとの見方を示しています。
一方、ネット上では新ターミナルの「手抜き工事」との批判も出ています。Threadsなどで現場の写真や動画が拡散されると、「人通りの多いエリアにこうした大型装置を吊るすこと自体が時限爆弾のようなもの」「メンテナンスが不十分なら乗客を危険にさらすだけ」といった趣旨の批判が寄せられました。
同様の設備についても、今後、十分な安全基準を満たしているか厳格に確認するよう求める声が上がっています。