香港初の人型ロボット店舗、3店舗が同時オープン

香港で初となる、ロボットだけで店舗運営を行う小売店が本日、3店舗同時にオープンしました。店舗は紅磡ウォーターフロント、湾仔ウォーターフロント、啓徳スポーツパークに設置され、店内では人型ロボットが店員としてドリンクや食品、お土産などの販売を行います。今回導入されたロボットは、北京のロボット開発企業「銀河通用(Galbot)」が開発したもので、中国本土以外で店舗が展開されるのは今回が初めてです。
3店舗のうち、紅磡ウォーターフロント店については、約9平方メートルのカプセル型店舗であることがわかっています。店長を務めるのは、人型ロボット「小蓋(Xiao Gai)」で、身長は約173cm、腕を広げると約190cmあります。人による遠隔操作は一切必要とせず、自律的に周囲を認識し、棚への商品補充、在庫商品のピッキング、レジ業務などを単独でこなします。また、音声コマンドにも対応しており、多言語での接客が可能です。決済はオクトパスカードやクレジットカードなど、複数の電子決済に対応しています。なお、湾仔ウォーターフロント店と啓徳スポーツパーク店については、今回発表された情報では店舗位置などの詳細は明らかにされていません。
8月31日には、啓徳スポーツパークで開店式典が開催されました。その際、香港政府の陳茂波(ポール・チャン)財政長官が最初の顧客としてショッピングを体験しました。陳氏がロボット店員に広東語で話しかけ、翌日から学校が始まる子どもたちへのプレゼントを買いたいと伝えておすすめを尋ねたところ、ロボットは最初の3回は広東語を認識できず、北京語で応答したため、言葉の食い違いが生じました。しかし、4回目の試みでロボットは広東語に切り替えて応答し、新学期のプレゼントセットを陳氏に手渡して取引を完了させました。
中国本土では、同じタイプの人型ロボットによる小売店「Galbot Capsule」が、北京、杭州、蘇州など20以上の都市で展開されており、100以上の店舗が営業しています。ロボットの詳細なスペックやサービスについては、Galbotのホームページでも確認できます。
Galbotホームページ
https://www.galbot.com/