香港、元ホテルなど6か所をスパイ制限区域に(禁固20年)

更新日:2026年06月15日
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立ち入り禁止

香港政府は、スパイ行為に対する特別ルールが適用される「制限区域」として、元ホテルなど6か所を立ち入り禁止区域に指定しました。これらの場所に接近するなどして、スパイ行為と疑われ有罪判決を受けた場合は、最長20年の禁固刑に処せられる可能性があります。

香港ではどこであってもスパイ行為は違法ですが、今回の指定は、香港における国家安全維持の監督や指導を行う「駐香港国家安全維持公署(国安公署)」の現在の事務所や、建設中の将来の本部、関連施設を対象としたものです。

立ち入り禁止区域に指定された6か所は、以下のとおりです。なお、そのうち4か所はかつてホテルだった建物となります。

・銅鑼灣道148號:元メトロパークホテル コーズウェイベイ(銅鑼灣維景酒店)
・城市花園道9號:元シティガーデンホテル(城市花園酒店)
・干諾道西152號:元パシフィックアイランドホテル(港島太平洋酒店)
・暢通道1號:元メトロパークホテル ホンハム(紅磡維景酒店)
・国安公署の将来の本部:海帆道の大角咀天主教小學と嘉道理爵士中學の隣の建物
・関連施設:大角咀にある海輝道と深旺道の交差点付近の建物

国家安全条例第43条によれば、国家の安全を脅かす意図をもってスパイ行為を行った者は、起訴による有罪判決を受けた場合、最長20年の禁固刑に処せられる可能性があります。スパイ行為には、制限区域に接近する、視察する、上空または地下を通過する、侵入する、立ち入る、あるいは情報、文書、物品を入手、収集、記録、作成、保有、伝達することが含まれます。無人の手段(ドローンなど)を利用しても同様の罪に問われます。

また、国家安全条例第44条によれば、たとえ国家の安全を脅かす明確な意図がなかったとしても、正当な理由または合法的な権限なく、制限区域で上記のような行為(近づくなど)をした場合は、最長2年の禁固刑に処せられる可能性があります。

制限区域はすべて政府専用の施設であり、香港政府は「一般市民の生活に影響を与えるものではない」と説明しています。