中国からの入境者に14日間の強制検疫、他関連ニュース

更新日:2020年02月06日
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日用品不足

中国の保健当局が本日、中国内の新型コロナウイルスの感染者を28,018人(前日より3,694人増加)、死者563人(73人増加)と発表しました。香港では新たに3人の感染が確認され感染者21人、死者1人。中国外では27の国・地域で239人の感染が確認されています。

■中国からの入境者全員に14日間の強制検疫
キャリーラム行政長官は8日(土)より、中国から香港への入境者全員(香港市民や外国人も含む)に14日間の強制検疫を受けさせると発表しました。期間中は香港を離れることを認めないとのことですが、詳細な方法や宿泊場所などは未発表です。一方、台湾政府は7日(金)より香港・マカオからの訪問者には14日間ホテルまたは自宅での自主検疫を求めると発表しています。

■キャセイ、全従業員に3週間の無給休暇を依頼
香港のキャセイパシフィック航空は、便数の大幅削減に加え、約27,000人の従業員全員に対し最長3週間の無給休暇取得を依頼していると明らかにしました。無給休暇は3月1日から6月30日の間に自発的に取得するよう求めており、CEOは動画メッセージで「現場スタッフから幹部まで全員が(無給休暇計画に)参加し、現状の課題を共有することを望んでいる」と話しました。

■マスク、日用品、食品などの不足が心配
香港ではマスク不足やマスクの価格高騰が続いていることに加え、昨日は一部の市民がスーパーマーケットでティッシュやインスタント食品など日用品を買い占めようとする騒ぎが各地で発生しました。香港政府が中国からの入境者に対して14日間の強制検疫を受けさせると発表した後、香港市民の間では中国から配送される日用品が香港に届かなくなるとの噂が出回っているようです。香港政府は「貨物の運転手については対象とならない」と述べ物流への影響を否定しました。