香港でUberなどの配車サービスが許可制に

更新日:2026年07月17日
ウーバー

2026年8月3日より、香港でUberなどの配車サービスに関する法改正が施行されます。これにより、サービスを運営する事業者や営業に使用する車両、ドライバーは許可証の取得が必要となります。ただし、2027年8月22日までは移行期間が設けられており、許可証はこの期間中に段階的に発行されます。香港政府は、第一段階で発行する許可証の上限を約1万件とする方針を示しました。

改正条例では、2026年8月3日以降、許可なく有償で乗客を乗せたドライバーは、有罪判決を受けた場合、1年以上3年以下の運転免許停止処分の対象となります。また、2027年8月22日以降は、香港で配車サービスを運営する事業者にラインセンスの取得が義務付けられ、無許可で運営した場合は、最高100万香港ドルの罰金と最長12か月の禁固刑が科される可能性があります。さらに、事業者は自社のサービスで営業するすべての車両とドライバーが有効な許可証を保有していることを確認し、車両には前後に車両証明書を掲示しなければなりません。

運営事業者向けの第一段階のライセンス発行は、早ければ2026年11月に始まる見込みです。配車サービス大手のUber(ウーバー)は、5月に議会へ提出した意見書で、同社のサービスには3万人以上のアクティブドライバーが登録していると説明し、政府が提案する許可証の上限(約1万件)では利用者の需要を満たせないと主張しました。

Uberは、許可証の発行数を1万5000件に制限した場合でも、ラッシュアワーには乗車リクエストの約4割に対応できず、待ち時間は2倍、運賃は70%上昇する可能性があると試算しています。

これに対し、香港政府の運輸物流局の陳美寶(メイブル・チャン)局長は、「1万件は確定した数字ではない。事業者の運営状況やアルゴリズム、配車効率、ドライバーのサービスモデルなど、さまざまな要因を踏まえて調整する可能性がある」と述べています。