香港の「日本城」が「JHC 真好城」に店名変更

香港で広く知られる生活雑貨チェーン「日本城(Japan Home Centre/JHC)」が、2026年7月15日付で「JHC 真好城」へ店名変更しました。キッチン用品や家具、文房具などの日用品を扱う同チェーンは、1991年の創業以来35年にわたり香港市民に親しまれ、現在は香港内に約300店舗を展開するほか、マカオや東南アジアなど海外にも事業を拡大しています。
これまで親しまれてきた略称「JHC」は、名称変更後も引き続き使用されます。名称変更について、JHCを展開するInternational Housewares Retail Company Limited(國際家居零售有限公司)の代表を務める魏麗霞氏は、「過去35年間でJHCのグローバルサプライチェーンは大きく成熟し、単一の原産地表示ではもはや現在の事業モデルを反映していない」と説明しました。
銅鑼湾(コーズウェイベイ、高士威道8號)の店舗は、「JHC 真好城」へのブランド刷新に合わせてリニューアルされ、新ブランド初の旗艦店として7月15日に営業を開始しました。店内では商品ラインアップを拡充したほか、自社ブランド商品のうち1,000種類以上に、安全・品質基準を満たしたことを示す「真好品質」の認証ラベルを導入しています。
また、従業員は「真好店員(生活大使)」として位置付けられ、専門研修を通じて顧客の暮らしをサポートするアドバイザーとしての役割を担います。さらに、オンラインショッピングプラットフォーム「HKTVmall」と提携し、ネットで注文した商品を最寄りの店舗で受け取れるサービスも開始しました。
「日本城」は1991年、創業者の劉栢輝(ラウ・パッファイ)氏によって設立されました。劉氏は中学生の頃、日本人の雑貨卸業者との出会いをきっかけに日本との縁を深め、約10年間にわたり雑貨卸売業を展開。その後、日本で人気を集めていた「100円ショップ」の業態が当時の香港には存在しないことに着目し、後に長年のビジネスパートナーとなる魏麗霞氏とともに、香港島・北角(ノースポイント)に1号店を開業しました。
開業当初は、日本製雑貨を10香港ドル均一で販売する店舗として人気を集め、急速に店舗網を拡大。その後、2001年頃からは低価格路線を見直し、高品質な商品を幅広く取り扱う家庭用品専門店へと業態を転換しました。