ヘルパーが雇い主の服を無断着用しラッパー動画投稿

更新日:2026年07月07日
雇い主の服を無断着用

香港で家事をサポートするため住み込みで働く外国人ホームヘルパーが、雇い主の夫婦が不在の間に、自宅のクローゼットにあるブランド服やサングラスを着用し、ラッパーのような格好でダンスする動画をインスタグラムに投稿していたことが発覚し、話題となっています。(※写真はイメージです)

今回の件は、雇い主の男性がインスタグラムを見ていた際、偶然ヘルパーのプロフィールがおすすめとして表示されたことがきっかけで発覚しました。雇い主の男性はThreadsへの投稿で、「彼女は非常に有能で、清潔好きで料理上手。3年間、全く問題なく真面目に働いてくれていた」と説明しています。

また、夫婦が旅行に行った際には、彼女の好きな食べ物をお土産で買って帰ったり、毎年誕生日にはケーキでお祝いしたりするなど、良好な関係を築いていたことを明かしました。男性は今回の件を受けて解雇も考えたものの、妻は寛容な姿勢を示し、ヘルパーを擁護していると述べています。

香港は、日本よりも共働き世帯が多く、住み込みの外国人ヘルパーは多くの家庭で身近な存在となっています。雇い主と同じ家で生活するため、信頼関係を築く家庭も多い一方で、時にはSNS投稿や私物の使用をめぐる出来事が話題になることもあります。今回は、過去に報じられた事例の一部を紹介します。

◯過去に報じられた外国人ヘルパーをめぐる事例
・雇い主の服や時計などを使ってファッション動画をSNSに投稿したり、住んでいる家の内部や子どもの様子、生活風景を無断で公開するケース。
・雇い主の留守中に友人や恋人を自宅に招き入れたり、泊めたりするケース。
・借金を抱え、返済トラブルから雇い主まで取り立ての対象になるケース。
・現金やブランド品、宝石などを盗む窃盗事件は毎年発生しており、盗んだ品物を質屋に持ち込むケース。
・子どもの世話を任されるヘルパーも多く、監視カメラによって乱暴な扱いが発覚したり、スマートフォンに夢中になり子どもから目を離したことで事故につながるケース。
・許可なく飲食店や清掃業などのアルバイトを行う副業のケース。

もちろん、香港で働く外国人ヘルパーの多くは真面目に勤務しており、雇い主と長年にわたり良好な関係を築いている人も多くいます。
一方で、住み込みで生活を共にする環境だからこそ、信頼だけに頼るのではなく、貴重品の管理や家庭内のルールを事前に決めておくなど、雇う側も一定の注意を払うことが大切です。

香港では外国人ヘルパーが社会に深く浸透しており、2024年末時点で約36万8,000人が働いています。その内訳はフィリピン出身者が約55%、インドネシア出身者が約42%を占めています。香港政府の統計では、香港の約8世帯に1世帯がヘルパーを雇用しているとされています。