香港の管理資産総額、42兆香港ドルで過去最高

更新日:2026年07月03日
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管理資産

香港の管理資産総額は前年比20%増の42兆2,000億香港ドルとなり過去最高を記録したこと、5月の小売売上高が前年同月比7.9%増の338億香港ドルとなりエコノミスト予想を上回ったこと、住宅価格は2026年通年で5~10%上昇するとの見通しをCBREが示したことをお伝えします。

■香港の管理資産総額、42兆香港ドルで過去最高
香港の管理資産総額は前年比20%増の42兆2,000億香港ドルとなり、2021年に記録した過去最高の35兆5,000億香港ドルを上回りました。これは、香港証券先物委員会(SFC)が公表した年次調査「Asset and Wealth Management Activities Survey 2025」の結果です。

純資金流入は前年比約2倍となる2兆1,000億香港ドルに急増し、3年連続の増加となりました。また、資産管理・ファンドアドバイザリー業務の管理資産は前年比19%増の31兆香港ドル、プライベートバンキング・プライベート資産管理業務は24%増の12兆9,000億香港ドルとなっています。

SFCは、香港の資産運用市場の成長は主に機関投資家に支えられており、近年では香港・中国本土以外の投資家が運用資産総額の54%以上を占めていると説明しています。

■5月の小売売上高は予想を上回る7.9%増加
香港政府統計局は、2026年5月の小売売上高が前年同月比7.9%増の338億香港ドルになったと発表しました。継続的な景気拡大や観光客需要の堅調な伸びを背景に、エコノミスト予想(6.7%増)を上回る結果となっています。また、1月から5月までの累計売上高も前年同期比10.6%増と好調に推移しました。

カテゴリー別では、宝飾品・時計・高級ギフトの売上が25.8%増と大きく伸びました。一方で、燃料は価格上昇の影響を受けて12.2%減少したほか、中医薬品・漢方薬は9.5%減、食料品・アルコール飲料・たばこも0.3%減少しています。

■住宅価格は2026年に5~10%上昇すると予測
香港の住宅価格は、2026年通年で5~10%上昇するとの見通しを、事業用不動産サービス会社のCBREが示しました。一方で、住宅価格は年初来ですでに7.4%上昇していることから、年内残りの期間は上昇ペースが鈍化し、市場は調整局面に入る可能性があるとしています。

一方、住宅賃貸市場は、政府の人材受け入れ制度による人材流入や、香港域外からの学生数の着実な増加を背景に、引き続き堅調に推移すると予想されています。CBREは、2026年の住宅賃料は5~8%上昇し、過去最高値を更新する可能性があると見込んでいます。