香港初、新型肺炎で香港人男性が死亡

更新日:2020年02月04日
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新型肺炎死亡者

政府は中国との境界を新たに4か所閉鎖し、通行できる境界は「香港国際空港」、「港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)」、「深セン湾大橋」の3か所となりました。一方、香港の病院職員の労働組合は政府に対して中国との境界を全て封鎖することを要求しており、5日間のストライキが実施されています。昨日は2,500人が参加、本日は9,000人(公立病院職員の約1割)が参加する見込みとなっています。

■香港政府が湖北省から帰宅した30家族に電子リストバンドを配布し行動管理
香港では、直近14日以内に湖北省を訪れた香港住民に自宅待機を命じており、湖北省から戻った香港の30家族に対して、電子リストバンドを配布しています。この電子リストバンドはGPSで追跡する仕組みではなく、自宅に設置された親機から20~30メートル離れたり壊されたりすると警察と衛生署の両方に通報がいくとのこと。

香港政府の衛生署によると、電子リストバンドが配布された30家族の居住建物名はウェブサイト上で確認できるようになり、香港政府は検疫目的で500の電子リストバンドを準備していると述べています。

■黄埔(ワンポア)住民、香港初の新型肺炎で死亡
本日の午前、日本人の多くが居住している黄埔(ワンポア)エリアで確認された、13人目の新型コロナウイルスの感染者(39歳男性)が心肺停止により亡くなりました。男性は1月21日~23日に高速鉄道に乗って武漢の親戚に会いに行っていました。男性には持病があったようです。

なお、中国の保健当局は本日、新型コロナウイルスの感染者は20,438人(前日より3,235人増加)、死者425人(64人増加)と発表しています。