慰安婦像の撤去予定はないと香港政府が回答

更新日:2017年07月14日
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従軍慰安婦問題

7月7日(金)、香港の反日団体によって中環(セントラル)に設置された旧日本軍の慰安婦問題を象徴する少女像2体について、日本国総領事館はウィーン条約に違反しているとして早期撤去を申し入れましたが、昨日、香港メディア「The Standard」から電話取材を受けた香港政府の報道官が、「香港警察による像の撤去の予定はない。」と回答したことが分かりました。

反日団体のメンバーは、「南京事件(1937年)が発生した12月13日までは慰安婦像2体を置き続ける。」と5ヶ月間は慰安婦像を置き続ける意向を示し、「2体の像は、日本政府が日本や朝鮮半島などで連行した女性に対し、強制的に売春行為をさせた責任を象徴している。日本政府は謝罪と賠償をおこなうべき。」とも主張しています。

また、The Standardは韓国人学生キムさん(22歳)の主張も特集しており、「香港内でも慰安婦問題に関心を持つ人々がいることがわかり感動した。韓国だけでなく、世界的な政治問題とすべきだ。」などのキムさんの発言を掲載しています。

現在、日本国総領事館は、香港政府が慰安婦像の撤去をおこなわない方針に関して、コメントを控えているようです。