香港に台風接近の可能性 週末の強風・大雨に警戒

香港に今週末、台風が接近する可能性があります。香港天文台によると、フィリピンの東の海上で発生した熱帯低気圧が徐々に勢力を強めており、7月25日(土)には香港から約800キロ圏内まで接近、26日(日)には香港から約400キロの地点まで接近し中国・汕頭付近に台風として上陸する見込みです。
この影響により、土曜日の夜から日曜日にかけて広東省沿岸部では強風や大雨、雷雨となる見込みで、香港でも風が強まり、天候が大きく崩れる可能性があります。海上では高波も予想されているため、注意が必要です。
今朝午前5時時点で、熱帯低気圧はマニラの東約920キロに位置し、時速約25キロで西北西へ進んでいます。進路には依然として不確実な要素がありますが、香港から800キロ圏内に入れば、台風警報(シグナル1)が発令される可能性がありますので、今後の最新の気象情報に注意しておきましょう。
香港の台風警報は「シグナル1・3・8・9・10」の5段階に分かれており、数字が大きくなるほど風が強くなり、生活への影響も大きくなります。
シグナル1:日常生活への大きな影響はありませんが、台風情報への注意が必要です。
シグナル3:屋外活動やフェリー運航に影響が出始め、幼稚園が休校となる場合があります。
シグナル8:学校・会社・金融機関が休業となり、多くの公共交通機関にも影響が及びます。
シグナル9:建物への被害や飛来物の危険性が高まり、屋外活動は非常に危険です。
シグナル10:台風が直撃する最高レベルの警報で、大規模な停電や浸水、交通機関の全面停止など深刻な被害が想定されます。
また、香港では大雨警報も「黄色・赤色・黒色」の3段階に分かれています。
黄色(イエローレイン):大雨が予想される段階で、今後の気象情報への注意が必要です。
赤色(レッドレイン):激しい雨による冠水や交通への影響が予想され、発令時間によっては学校が休校となる場合があります。
黒色(ブラックレイン):最高レベルの大雨警報で、発令時間によっては学校が休校となるほか、出勤前に発令された場合は出勤を急がず、安全を最優先に行動することが求められます。
香港天文台のデータによると、2026年7月1日から20日までの降雨量は474.7mmを記録し、平年7月の月間降雨量(385.8mm)をすでに約23%上回っています。
さらに、香港天文台は先月初めから48回の大雨警報を発令しており、これは昨年同時期の25回のほぼ2倍にあたります。今月は最高レベルの黒色暴雨警報(ブラックレイン)も3回発令されており、週末は台風による強風だけでなく、大雨による浸水や交通への影響にも十分注意してください。