香港は14人に1人が1,000万香港ドル(2億円)を保有

更新日:2023年10月12日
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投資信託

純資産1,000万香港ドル(約1億9000万円)以上を保有する香港居住者が半年間で約2,000人減少し、40万8,000人となったとシティバンク(Citibank)香港が発表しました。香港に居住する14人に1人が1,000万香港ドルの保有者となりますが、2020年のピーク時には51万5,000人いたようです。

このデータは、2023年4月~6月にシティバンク香港が21歳〜79歳の香港居住者1,700人を対象にインタビューをおこなった結果に基づいて計算されているようです。

回答者の総資産について、不動産担保ローンなどの負債を除いた純資産の中央値は1,600万香港ドル(約3億520万円)で3%減。株式や債券を含む流動資産の中央値は450万香港ドル(約8600万円)となり18%減となりました。なお、回答者の59%が投資信託に投資しており15%増加、35%が債券に投資しており9%増加しました。

シティバンク香港のリテール銀行部門責任者のジョセフィン・リー氏は「富裕層の投資行動に変化が生じている。ほとんどの人が、株式やファンドへの投資を増やし、現金の保有を減らす傾向にある。彼らは米国債や投資適格債の利回りを確保するために投資配分を調整しており、米国株への投資も増やしている」と述べました。