長洲島の饅頭祭り、5月24日開催
香港の長洲島で、伝統的なお祭り「長洲島饅頭祭り」が5月24日(日)に開催されます。中でも注目の饅頭タワー登り(饅頭取りレース)決勝は、23時30分から翌0時45分にかけて、長洲北帝廟遊樂場足球場(サッカー場)で行われます。
長洲島の饅頭祭りの正式名称は「長洲太平清醮(長洲の太平を願う祭事)」で、清朝時代に島を襲った疫病をきっかけに、海の神・北帝(パクタイ)を祀ったことに起源を持つ道教の伝統行事です。会場の北帝廟は1783年に島の漁民によって建てられたもので、毎年旧暦4月8日前後(仏誕節の時期)に祭りが開催されます。子どもたちが神や歴史上の人物に扮して空中に浮かぶように練り歩く飄色パレードや獅子舞など多彩な催しがおこなわれ、なかでも高さ14メートルの饅頭タワー登り競技(搶包山)はこの祭りの最大の見どころとなっています。
饅頭タワー登り競技はかつて多くの人が同時に登る行事でしたが、1978年にタワーが倒壊して24名が負傷する事故をきっかけに約30年間中止となり、安全対策を整えたうえで2005年に復活しました。その文化的価値が高く評価され、2011年には中国の国家無形文化遺産に登録されており、毎年国内外から数万人の観光客が訪れる香港を代表する伝統行事となっています。
今年は開催1ヶ月前の時点で、島内のホテルはほぼ満室となっており、中には昨年の饅頭祭りの直後に翌年の予約を入れた客もいたといいます。宿泊客の大半は中国本土からの観光客で、近年は香港人の宿泊客が減少傾向にあるようです。当日の宿泊料金は通常日の2倍以上になることもあります。
4月26日(日)に選抜予選会が開催され、参加者87名がスピードとテクニックを競い合い、決勝に出場する12名が選抜されました。この競技では、饅頭タワーに登り、取った饅頭の位置に応じたポイントを制限時間内にどれだけ獲得できるかを競います。最高得点の選手が優勝となるほか、取った饅頭の数が最も多い選手には特別賞「Full Pockets of Lucky Buns賞」が贈られます。
長洲島は、フェリーで香港島セントラル(中環)のセントラル・ピアNo.5から高速フェリーで約40分、通常フェリーで約60分で気軽に訪れられる離島です。面積約3平方キロメートルの小さな島で、饅頭祭りの他にもシーフードレストラン、ビーチやハイキングコースも人気があります。
長洲太平清醮ホームページ(レジャー文化サービス局)
https://www.lcsd.gov.hk/en/bun/index.html
