香港空港の新第2ターミナル、5月27日オープン

更新日:2026年05月18日
LINEで送る
Pocket

第2ターミナル

香港国際空港の新しい第2ターミナル(T2)が2026年5月27日(水)に出発施設の運用を開始します。T2はもともと2007年にオープンし、主にLCC(格安航空会社)が発着するターミナルとして使用されていましたが、第3滑走路建設に伴う工事のため2019年より閉鎖されていました。約6年半の歳月を経て、総工費約129億香港ドルをかけて生まれ変わりました。

新T2には、小売12店舗と飲食8店舗の営業が順次開始される予定です。また、トイレはT1よりも広々とした空間となっており、クローク、化粧鏡、親子用トイレも新設されました。同ターミナルには68台のセルフサービスカウンターと108台のハイブリッドカウンターが設置され、次世代のスマートチェックインにも対応します。旅行者はセルフチェックイン後、コンベアに荷物を載せ、セルフ預け入れサービスの画面を軽くタップするだけで手続きが完了します。

5月27日からは、主に短距離・地域路線を運航する15社がT1から新T2へ段階的にチェックインカウンターを移転します。初日の27日に香港航空が移転するのを皮切りに、28日にはエアアジアやタイ・ライオンエアなど6社、6月2日にはベトジェット航空など3社、3日にはバンコク・エアウェイズやグレーターベイ航空など3社、9日にセブパシフィック航空、そして最後となる10日に香港エクスプレスが移転し、全移転が完了します。キャセイパシフィック航空はこれまで通りT1を使用します。

さらに、T2の出国ロビーには20基のセルフセキュリティゲートと12基の補助レーンが設置されています。制限区域内には15のスマートセキュリティゲートが設置されており、従来の2次元スキャンに代わり、最新の3次元および360度CTスキャン技術を採用しています。スマートセキュリティゲートは、トレイの自動回収、トレイの自動消毒、旅客の忘れ物に対する自動通知などの機能を備えており、セキュリティチェックの時間を最小限に短縮することを目指しています。

新T2はエアポートエクスプレス(空港と市内を結ぶ電車)のホームと第1ターミナル(T1)にシームレスに接続しており、エアポートエクスプレスの車両ドアは左右両側が開き、両ターミナルにアクセスできます。29路線のバスがT2の出発フロアに乗り入れるほか、新設の6階建て第3駐車場(1,000台超)とも屋根付き通路で直結しており、アクセス面での利便性が向上します。

なお、新T2は当面は出発手続き(チェックインと出国審査)の施設として使用され、搭乗ゲートはT1のものを使用します。搭乗ゲートを備えた専用コンコースの完成は2027年を予定しており、27のゲートが設けられる計画です。T2を利用する旅行者は、搭乗ゲートがT1側にあるため、チェックインと出国審査後にシャトルトレインでの移動が必要となる点に注意が必要です。