香港でのワクチン接種と感染者に関連する状況

更新日:2021年03月01日
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ビオンテック

本日は、香港内のワクチン接種に関する各情報と、K11 MUSEAが本日まで閉鎖となっており従業員ら約1,500人が強制検査を受けているニュースをお伝えします。

■香港内のワクチン接種に関する最新情報
中国のシノバック社のワクチン接種が2月26日(金)から香港内で開始されており、昨晩時点で約20,000人がワクチンを接種したようです。2月27日(土)にワクチン接種をした72歳男性が動悸を起こし入院しましたが、ワクチン接種センターを運営している医療団体Virtus Medicalは「今のところ、動悸とワクチン接種が関連している証拠はない」とコメントしています。

その他、アメリカの製薬大手ファイザー(Pfizer)とドイツのビオンテック(BioNTech)が開発したワクチン585,000回分が2月27日(土)に香港に到着しました。香港政府は、今週半ばから予約受付を開始すると発表しています。

また、香港政府は、ワクチン接種によって重大な健康被害や死亡につながった場合、最大300万香港ドル(約4,125万円)を支払う補償基金(予算規模10億香港ドル)の設置案を議会で通過させました。香港政府の食物及衛生局のソフィア・チャン局長は「補償基金の設置は、ワクチンが安全ではないと意味しているわけではない。合併症による最悪の場合に備えているものだ」と話しました。

■K11 MUSEA、本日までコロナ検査で閉鎖
ショッピングモール「K11 MUSEA」の中華レストラン「名潮食館」の従業員や利用客から新型コロナウイルス感染者が確認され、40人以上に感染が広がっているようです。香港メディアRTHKは、名潮食館の清掃スタッフがスーパー・スプレッダーとなった可能性があると伝えています。本日までK11 MUSEAは閉鎖されており、館内の従業員ら約1,500人が強制検査を受けています。なお、感染の可能性のある人物には、追跡アプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」を通じて通知が届き、無料検査が受けられるようになっているようです。

ショッピングモール「K11 MUSEA」の中華レストラン「名潮食館」の従業員や利用客から新型コロナウイルス感染者が確認され、40人以上に感染が広がっているようです。香港メディアRTHKは、名潮食館の清掃スタッフがスーパー・スプレッダーとなった可能性があると伝えています。本日までK11 MUSEAは閉鎖されており、館内の従業員ら約1,500人が強制検査を受けています。なお、感染の可能性のある人物には、追跡アプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」を通じて通知が届き、無料検査が受けられるようになっているようです。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜24人、土曜33人、日曜22人、感染者合計は11,006人、退院者合計は10,536人、死者合計は199人となっています。