香港で暴力団撲滅作戦、13歳含む男女429人を逮捕

香港警察は8月6日から8日にかけて、三合会などの犯罪組織を対象とした3日間にわたる暴力団撲滅作戦を実施し、13歳の少年を含む男女429人を逮捕しました。香港各地の犯罪多発地域や違法営業の疑いがある場所を多数捜索し、大量の違法薬物や武器、賭博関連物などを押収しました。
逮捕されたのは13歳から86歳までの男性278人と女性151人で、地元住民、中国本土出身者、非中国系住民が含まれていました。また、逮捕者の中には不法移民2人も含まれていました。
香港で「三合会(さんごうかい/Triad)」と呼ばれる犯罪組織は、日本の暴力団に相当する存在です。香港には複数の三合会組織が存在するとされ、なかでも「新義安(サンイーオン)」「14K(フォーティーンケー)」「和勝和(ウォシンウォ)」の3組織が特に規模の大きい組織として知られています。
今回の作戦で逮捕された容疑者の主な容疑は、賭博施設の運営や賭博施設での賭博、違法薬物の密売・製造、マネーロンダリング、器物損壊、空き巣、暴行、売春施設の運営、三合会のメンバーであるとの主張、滞在条件違反などです。
マネーロンダリング事件では、昨年1月から今年8月にかけて、犯罪で得た約6億香港ドルを資金洗浄した疑いで147人が逮捕されました。これらの資金洗浄には、一般人から買い取ったダミー口座が使われていたとされています。
捜索では、ケタミン883グラム、ヘロイン304グラム、クラックコカイン595グラム、コカイン粉末311グラム、ハッピーパウダー(デートレイプドラッグ)909グラム、大麻968グラム、ハッシュオイル500グラム、エクスタシー753グラムなどの違法薬物を押収しました。さらに、ミダゾラム錠とみられる錠剤約90錠、エトミデート(太空油)とみられる電子タバコ用カートリッジ129個と液体約16リットル、メタンフェタミンとみられる物質約235グラムも押収されています。
このほか、現金約370万香港ドル、額面約20万香港ドル相当のカジノチップ、アーケードフィッシングマシン23台、牛肉用包丁9本、賭博用具、大量の密輸タバコなども押収されました。アーケードフィッシングマシンは、対戦型のアーケードゲーム機で、現金やコインを直接払い出す仕組みなどが取り締まりの対象となっています。