日本人男性55歳が西貢の自宅で首を吊り死亡

更新日:2023年11月06日
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ウーバー違法

本日は、日本人男性55歳が香港の西貢にある自宅で首を吊り死亡していたと香港警察が発表したこと、配車アプリサービス「Uber(ウーバー)」の違法ドライバーに対する罰則強化の法改正案に香港政府が合意したことをお伝えします。

■日本人男性55歳が西貢の自宅で首を吊り死亡
11月5日(日)の午後3時頃、新界(ニューテリトリー)の西貢(サイクン)の大網仔路にある一戸建ての住宅で55歳の日本人男性がベルトで首を吊って死亡していたと香港警察が発表しました。現場に駆け付けた消防隊員によりベルトは解かれましたが、その場で死亡が確認されました。死亡した男性は仕事の悩みを抱えていたことから、それが原因で自殺した可能性もあると考えられていますが、現時点では死因は特定されておらず遺書も発見されていません。

■Uber(ウーバー)の違法ドライバーへの罰則を強化
配車アプリサービス「Uber(ウーバー)」の違法ドライバーに対する罰則強化の法改正案に香港政府が合意しました。

2014年に香港でサービスを開始したUberは、現在14,000人のドライバーが自家用車で乗客を運ぶサービスを提供していますが、厳密には「Hire Car Permit(自家用車で乗客を運ぶ免許)を持たないドライバーが有償で乗客を運ぶのは違法」という法律があります(道路交通條例の第374章)。これに違反したドライバーへの罰則はこれまで「最大5,000香港ドルの罰金、3ヶ月の禁固刑、自動車免許の停止、3ヶ月の車両の押収」でしたが、法改正されれば禁固刑が6ヶ月と変更されます。

香港の運輸署は、道路交通條例の第374章に関して、「違法な配車サービスを利用すると、交通事故が発生した場合に対人賠償責任保険が無効になる可能性があるため乗客は危険にさらされる。運輸署のオンライン照会システムで、自家用車が有効な免許を発行されているかどうかをインターネット上で確認することができる」と案内しています。
https://www.gov.hk/tc/residents/transport/vehicle/ochcp.htm

香港のタクシー業界は以前からウーバーの全面禁止を香港政府に求めており、法律の抜け穴があるため違法な配車を取り締まるには新たな法律が必要だと指摘しています。