62歳までに1,000万香港ドル（約2億）の保有が理想

香港のHSBC銀行は100万香港ドル（約1900万円）以上の流動資産を持つ24歳から64歳までの1,098人を対象に資産構築に関するアンケートを実施し、62歳までに1,000万香港ドル（約1億9000万円）の保有することが理想だとの回答を発表しました。調査は9月1日〜10日に実施されました。

100万香港ドルの保有について回答者の60％は給与による貯蓄だと回答しています。既に1,000万香港ドルを保有している人は、給与（30％）、金融投資（21％）、固定資産取引（14％）で目標を達成しているとのこと。

また、最近の不動産市場の低迷を受けて、不動産投資を資産保全の本質と考える人は減っており、「不動産の資産保全力を支持する」と回答したのは回答者の50％となり、昨年の調査より23％減少しました。

一方、子供がいる回答者の50％は「子供が住宅購入するのを経済的に支援する」と回答しており平均193万香港ドル（約3670万円）を支援すると回答。そのうち40％が子供の結婚時に不動産購入を手伝うと回答、25％は子供が18歳になる前に不動産購入を手伝うと回答しています。

1,000万香港ドルを貯めるまでの課題としては、「マクロ経済と投資環境の低迷、間違った投資決定、予期せぬ出費、キャリア低迷や給与低迷」などが挙げられました。