物価の高い都市ランキング2023が発表

更新日:2023年06月08日
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生活費ランキング

人材コンサルティング会社ECA Internationalが、外国人駐在員にとって物価の高い都市ランキング2023年度版を発表しました。120か国・地域の207都市が対象で、1位はニューヨーク、2位は香港、3位はジュネーブ、4位はロンドン、5位はシンガポール、6位はチューリッヒ、7位はサンフランシスコ、8位はテルアビブ、9位はソウル、10位は東京となりました。

ECAインターナショナルの生活費調査は毎年3月と9月に実施されており、今回の発表は2023年3月の結果となります。外国人駐在員の生活費について、食品(乳製品、肉と魚、果物と野菜)、家庭用品、レクリエーション用品、一般的なサービス、レジャーサービス、衣料品、電化製品、自動車運転、外食、アルコールとタバコ、光熱費、公共交通機関、家賃を調査しています。

香港は2019年から2022年まで4年連続で物価の高い都市ランキング1位でしたが、今回「インフレにより商品・サービスの価格は上昇したが、家賃価格が下落したため順位を落とした」とECAインターナショナルのアジア地域ディレクターLee Quane氏が説明しました。

2022年3月と2023年3月の結果を比較すると東京は円安の影響により5位から10位に順位を落としています。シンガポールでは住宅不足で家賃が大幅に上昇し、昨年の13位から5位に急上昇しました。アメリカでは、米ドル高と高インフレの影響で全ての都市のランキングが上昇。中国では、人民元安および、他国と比較したインフレ率の低さにより、ランキングは下落しており上海と広州は世界のトップ10から外れました。

これらの記事の詳細はECA インターナショナルの英語版ホームページにありますので、ご興味のある方はご覧ください。

https://www.eca-international.com/news/june-2023/hk-falls-one-place-to-2nd-most-expensive-location