日本の一部地域の鶏肉と鶏卵の輸入が停止

更新日:2020年12月16日
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香港駐在員

本日は、香港が日本の滋賀県と岡山県から鶏肉と鶏卵の輸入を停止したこと、駐在員生活費ランキングで1位香港・2位東京となったこと、キャリー・ラム行政長官が助成金第4弾の承認を求める書類をクリスマスまでに立法会に提出すること、の3つのニュースをお伝えします。

■日本の一部地域の鶏肉と鶏卵の輸入が停止
日本、英国、韓国で高病原性の鳥インフルエンザが拡大していることを受け、香港政府の食物安全中心は14日(月)に日本の滋賀県と岡山県、英国のBrecklandとKing’s Lynn & West Norfolk区、韓国の長城郡からの鶏肉と鶏卵の輸入を停止しました。15日(火)にはアイルランドのウィックロー県と韓国の金浦市からの輸入も停止しました。

日本国内でも鳥インフルエンザの拡大が報道されています。現時点で香港政府は滋賀県と岡山県を対象に輸入停止としていますが、日本国内の状況により対象地域が拡大する可能性もあります。

なお、香港は2020年1月から9月までに、日本から50トンの冷蔵鶏肉、4,300トンの冷凍鶏肉、2億個の鶏卵を輸入しています。(香港政府統計局のデータ)

■駐在員生活費ランク、1位香港・2位東京
人材コンサルティング会社ECA Internationalが世界の121か国・地域の208都市を対象に「駐在員生活費ランキング2020」を発表しました。駐在員生活費が高い都市の1位は香港、2位東京、3位ニューヨーク、4位ジュネーブ、5位チューリッヒ、6位ロンドン、7位テルアビブ(イスラエル)、8位ソウル、9位サンフランシスコ、10位横浜となりました。

■助成金第4弾、クリスマスまでに承認か?
キャリー・ラム行政長官が、「助成金第4弾の承認を求める書類をクリスマスまでに立法会に提出する。営業停止となったレストランなど、新型コロナウイルス対策の制限で最も影響を受けた企業を対象とする」とコメントしました。助成金の金額については述べられておらず、クリスマス前に詳細が明らかになるとのこと。

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は一昨日82人、昨日98人、感染者合計は7,722人、退院者合計は6,345人、死者合計は123人となっています。香港中文大学の許樹昌教授は「先週からの厳しい制限強化により外出者が減っており、1~2週間後には新規感染が減少する」と予想を伝えました。