コロナ回復者、ワクチン免除をアプリで証明可能に

昨日、新型コロナウイルス感染からの回復者（感染して回復した人）登録システムが開始しました。新型コロナ感染から回復するとワクチン接種をしなくても6ヶ月間、レストランや各施設への入場が可能となっていますが、香港の各施設に入場する際の使用必須アプリ「LeaveHomeSafe（安心出行）」にも記録できるようになりました。ワクチン接種証明の提示を求められた際に提示してください。

回復者の登録は政府ウェブサイト（https://www.evt.gov.hk/portal/en/）の「Recovery Record」から進めます。香港IDカード情報や感染日（または退院日）などの個人情報を入力し、登録完了すればQRコードのダウンロードが可能になります。（eHealthアプリでも登録・ダウンロード可能）。QRコードは6ヶ月間有効で、LeaveHomeSafe（安心出行）の最新バージョン（3.2.0）でワクチンパスのプリセットとして保存できます。

香港外で新型コロナに感染し回復した人は、現地の保健当局が発行した（認めた）回復証明書がワクチン接種免除の証明書として提示できますが、現時点では香港のアプリと連動できないため紙の証明書などで提示することになります。

なお、回復者のワクチン接種免除は、施設などのスタッフに求められるワクチン接種回数にも関係します。例えば、映画館内での飲食許可には運営スタッフ全員がワクチン3回接種する必要がありますが、回復者の場合は2回接種で許可されます。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日600人（入境時・隔離中の発見11人、香港市中感染589人）、感染者合計は309,935人（陽性者合計1,199,038人）、死者合計は9,176人、入院者数は8,438人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,589,656人（92.8％）（シノバック2,864,535人、ビオンテック3,725,121人）、うち2回目接種が6,030,275人（86.8％）（シノバック2,561,060人、ビオンテック3,469,215人）、3回目接種が3,084,052人（シノバック1,005,657人、ビオンテック2,078,395人）となっています。