金融センターの国際的競争力で香港が3位

更新日:2021年09月27日
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金融センターの国際的競争力で香港が3位

本日は、英シンクタンクZ/Yenグループによる金融センターの国際的競争力調査「世界金融センター指数(GFCI)」で香港が3位となったこと、マカオから香港入境時の隔離が再開しワクチン未接種者は14日隔離となること、ホンハムの無免許ギャンブル施設で36人逮捕されたことをお伝えします。

■金融センターの国際的競争力で香港が3位
英シンクタンクZ/Yenグループが年に二回発表する金融センターの国際的競争力調査「世界金融センター指数(GFCI)」が発表され、1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位香港、4位シンガポール、5位サンフランシスコとなりました。日本の東京は9位、大阪は46位です。

世界金融センター指数(GFCI)の発表は、世界116都市を対象に「世界銀行、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)、経済協力開発機構(OECD)、国連」などの定量データに基づき146種類の要因を用いてランク付けされています。世界各国の関係者12,862 人へのアンケート調査も実施されており、評価に含まれています。

香港政府の報道官は世界金融センター指数(GFCI)の結果に関して声明で「新型コロナウイルスのパンデミックと地政学的緊張に起因する持続的な不確実性が、主要な金融センターの全体的な格付けに影響を及ぼし続けたが、香港の規制制度、システミック・リスク(金融危機のリスク)のモニタリングのための制度的枠組み、および為替レート固定相場制のおかげで、香港の金融市場は秩序正しく機能してきた。また、香港の安全性と安定性が回復したことで、より多くのグローバル投資家が香港でビジネスと投資をおこない、国際金融センターとしての地位を強固にしている」と述べました。

■マカオから香港入境時の隔離が再開
9月からマカオから香港に隔離なしで入境できる「Come2hk(来港易)」および「Return2hk(回港易)」が始まっていましたが、新型コロナウイルスの状況を踏まえて香港政府は中止を決定しました。9月25日(土)午後10時より、マカオから香港に戻る場合の隔離が再開しています。ワクチン2回接種者は7日間の隔離、それ以外は14日間の隔離となります。

■ホンハムで無免許ギャンブル施設、36人逮捕
9月24日(金)の夜10時頃、紅磡(ホンハム)の佛光街の建物内で、無免許のポーカーや電動麻雀などのギャンブル施設の運営者3名と利用客33人の計36人が逮捕されました。ギャンブル以外にも無許可のアルコール提供、新型コロナウイルス対策制限への違反もあったようです。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、金曜7人(域内感染者0人)、土曜9人(域内感染者0人)、日曜8人(域内感染者0人)、感染者合計は12,194人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が 4,457,370人(対象者約680万人中65.6%)(シノバック1,615,900人、ビオンテック2,841,470人)、うち2回目接種が4,116,746人(シノバック1,491,444人、ビオンテック2,625,302人)となっています。