新型コロナとワクチン関連ニュース３選

新型コロナとワクチン関連ニュース３選 本日は香港国際マラソンへの参加条件がワクチン2回接種者となり応募人数枠も18,500人と激減したこと。香港の空港で勤務する男性がL452R変異株に感染して空港関係者70,000人に検査が要求されたこと。教育局が全ての学校にワクチン接種状況を自主的に報告するよう要求したことが話題となっていますのでお伝えします。

■香港国際マラソン、ワクチン接種が参加条件
10月24日（日）に開催予定の香港最大のマラソン大会「スタンダード・チャータード香港国際マラソン2021」が、ワクチンの2回接種者を条件に来月から参加受付をおこなう見込みです。香港国際マラソンは例年70,000人が参加している香港最大のスポーツ祭ですが、今回は応募人数枠が減り18,500人となる予定です。

■空港関係者70,000人にコロナ検査を要求
7月10日（土）、香港の空港で荷物運びのポーターとして働く50歳男性が新型コロナのL452R変異株に陽性反応を示し、7月11日（日）に感染が確定しました。男性が住む黄大仙（ウォンタイシン）の住宅ではロックダウンが実施され、香港の空港で働く約70,000人に対してはワクチン2回接種者であっても7月13日（火）までに検査を受けることが要求されました。

衛生防護中心の張竹君は「濃厚接触者の90人以上が隔離施設に送られた。男性が訪れたレストランやオーシャンパークなど9か所では強制検査を命じた。男性は7月1日（木）にビオンテックの1回目ワクチン接種をおこなったことが分かっている。空港でのポーターはフライトクルーや乗客との接触がないのが通常である。男性の感染源はいまだ不明である」とコメントしています。

■教育局が学校にワクチン接種状況を要求
香港政府の教育局は7月28日（水）までに、教師、職員、12歳以上の生徒のワクチン接種状況を全ての学校（幼稚園、小学校、中学・高校）に対して自主的に報告するようにと要求しました。報告データは議会などで使われるようです。一部の議員は教育局に対してワクチン接種状況は毎週報告すべきだと主張しています。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜1人（域内感染者0人）、土曜1人（域内感染者0人）、日曜1人（域内感染者1人）、感染者合計は11,952人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約2,591,800人（人口の約34.6％）（シノバック1,076,500人、ビオンテック1,515,200人）、うち2回目接種が約1,804,800人（シノバック744,000人、ビオンテック1,060,800人）となっています。