新航空会社の大湾区航空に5人の大物が就任

更新日:2021年01月12日
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航空会社

香港で運航予定の格安航空会社「大湾区航空(Greater Bay Airlines)」に5人の大物がダイレクター(役員)に就任したとして話題となっています。現在、大湾区航空は香港政府民航局に運航許可を申請しており、人材採用も徐々に始めています。5年以内に従業員2,500~3,000人、2025年までに航空機30機を運航するとの計画も発表されています。

5人の大物役員の1人目は、深センの物流会社SF Express(順豊エクスプレス)とSF Airlines(中国本土最大の貨物航空会社)の創業者である王衛。2人目は、2012年まで香港政府の保安局局長であった李少光(アンブローズ・リー)。3人目は、香港立法会の現主席である梁君彥(アンドリュー・リョン)。4人目は、香港大学校務委員会の現主席で東亞銀行董事局副主席でもある李國章(アーサー・リー)。

5人目は、2014年まで香港空港管理局のCEOで、旧ドラゴンエアーのCEOと香港華民航空(貨物航空会社)COOも務めた許漢忠(スタンレー・ホイ)です。許漢忠は、長年の航空業界での経験を活かし、香港と中国本土の間の航空サービス開発に従事するとしています。

大湾区航空のCEOには、元キャセイドラゴン航空CEOの丘応樺(アルジャーノン・ヤウ)が1月4日に就任しており、運航許可取得において重要な役割を果たすと期待されています。

なお、大湾区航空の運航区間は4時間以内でフライトできる短距離区間となります。4時間以上かかる長距離区間でのフライトは現時点では予定されていません。

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