バスの座席に針が埋め込まれる犯罪が多発中

更新日:2018年07月04日
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バスに針

2階建てのKMB(九龍巴士)バスの座席シートに針が埋め込まれる犯罪が6月27日(水)から6件確認されており、2件の被害が報告されていますのでバス乗車の際はご注意ください。昨日の午前8時30分頃も、葵涌(クワァイチョン)から佐敦(ジョーダン)に向かう2階建てバスのシート部分で約5センチの針が発見されています。

6月27日(水)から本日までに確認された針による犯罪は以下の通りとなります。

・6月27日(水)、KMBバス41A(尖沙咀 – 清明) 座席で針が発見、被害者なし
・6月27日(水)、KMBバス48X(沙田 – 荃湾) 座席で針が発見、被害者なし
・6月28日(木)、KMBバス81(佐敦 – 沙田) 2階の座席で針が発見、20代女性がケガ
・6月29日(金)、KMBバス17(何文田 – 観塘) 1階の座席で針が発見、20代女性がケガ
・6月30日(土)、KMBバス59(荃湾 – 屯門フェリー) 1階の座席で針が発見、被害者なし

・7月3日(火)、KMBバス46(葵涌 – 佐敦) 1階の座席で針が発見、被害者なし

針の犯罪の他にも、6月27日(水)から本日までに以下の犯罪も確認されています。

・7月1日(日)、KMBバス2A(楽華 – 美孚) 座席に爪楊枝が埋め込まれる、被害者なし ・7月1日(日)、KMBバス48X(沙田 – 荃湾) 1階の座席が7.5センチ切られている部分を2箇所発見 ・7月1日(日)、KMBバス238M(海濱公園 – 荃湾駅) 1階の座席が5センチ切られている部分を7箇所発見

・7月1日(日)、KMBバス98D(尖沙咀 – 抗口) 2階の座席背もたれが切られている部分を発見

今回の犯罪に対して犯罪心理学者は「バス運営会社であるKMBに対する嫌がらせであり、模倣犯がいる兆候は見られない」と分析。一方、香港の議員は「いくつかの事件は模倣犯による犯罪の可能性がある」と分析しています。

バス運営会社はメディアを通じて、乗客は慎重に座席を確認し、不審物や不審人物には近づかないように注意を呼びかけていますので、バス乗車の際は十分にご注意ください。