香港ブロードウエイ・シネマティークで日本映画「夜のまにまに」上映

大阪を舞台に真面目で物憂げな青年と型破りで行動的な女性が織りなす恋の行方を描いた日本の青春恋愛映画、「夜のまにまに(戀愛夜遊中/Night Drifting)」が2月13日(木)から香港の油麻地(Yau Ma Tei)のブロードウエイ・シネマティークで上映されます。東京の映画館で上映されていた作品を、偶然観た香港の配給会社が気に入り、香港での上映が決まったそうです。
2月13日(木)から2月23日(日)まで上映され、チケット価格は95香港ドルです。ブロードウェイ・シネマティークの公式サイトを見ると、多くの席がすでに埋まっているため、ご興味のある方はお早めにご購入ください。チケットの購入方法は、ページ下部にてご案内しています。
ブロードウェイ・シネマティークは、香港・九龍半島の油麻地にある映画館兼コンセプトショップです。1996年のオープン以来、国際的な映画を多彩に上映し、ユニークな作品を上映することで知られています。館内にはカフェや書店も併設され、映画を楽しむだけでなく、さまざまな体験ができる空間となっています。
< 夜のまにまに あらすじ >
恋人の咲(さき)と別れたばかりのフリーターの新平(しんぺい)は、映画館で出会った佳純(かすみ)と意気投合し、夜の街で一緒に過ごす。時が経ち、新平が働いているあるカフェで偶然にも佳純が働き始める。突然の再会に驚いた新平だったが、佳純から恋人の浮気調査を手伝ってほしいと頼まれて探偵の真似ごとをする羽目に。新平は強引な佳純に振り回されながらも、徐々に彼女にひかれていくが….。
< 主演の2人について > 今回の作品はW主演となっており、加部亜門(かべあもん)は、「グッドライフ」、「きみはいい子」、「ちはやふる」シリーズなどで子役として活躍、「仮面ライダーガッチャード」では加治木涼役として活躍しています。
山本奈衣瑠(やまもとないる)は、「猫は逃げた」、「SUPER HAPPY FOREVER」、「ココでのはなし」、「走れない人の走り方」などの主演として活躍しています。
< 映画監督の磯部鉄平 >
夜のまにまにの監督である磯部鉄平は、2016年から自主映画製作を開始し日本国内の映画祭に多数入選、受賞しています。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、2018年の作品「予定は未定」で短編部門優秀作品賞、2019年の作品「ミは未来のミ」でSKIPシティアワード、2020年の作品「コーンフレーク」で観客賞 と3年連続受賞の快挙を達成。そして2020年から2021年にかけて「磯部鉄平監督特集」として短編作品が東京・名古屋・大阪・京都で劇場公開されました。
2023年には長編映画「コーンフレーク」と「凪の憂鬱」を立て続けに劇場で公開し、2024年第37回 高崎映画祭にて「凪の憂鬱」で新進監督グランプリを獲得しました。
< 映画主題を歌う奇妙礼太郎 >
奇妙礼太郎は、音楽好きな幅広い層の世代か支持を集めるシンガーソングライターです。早瀬直久が書き下ろした「朝までのブルース」を彼が歌い、日本では観客から非常に高い評価を得ています。
< 監督のコメント >
子供の頃から映画で見る香港は、煌めいたネオンの下で恋愛やアクションが繰り広げられて心躍る場所でした。いつか行ってみたいと思いながら、先延ばしにしていたら、自分よりも先に映画だけが香港に行く事になりました。いつの日か記事で見かけた、香港のネオンがほとんど無くなっているというのは本当なのでしょうか?
たとえネオンが無くなっていても、あの頃映画で見たように、今も若者達が夜の街を駆け抜けているはずだと妄想しています。「夜のまにまに」は日本の大阪という街で、夜から朝にかけて、もがいている人達のちょっと変な日常を描いた小さな映画です。
香港の方や、香港を訪れている日本人・外国人の方に、『夜のまにまに』の上映へぜひ足を運んでいただきたいと思っています。私も、いつか実際に香港に訪れることを夢見ながら、映画館に集う人々に思いを馳せています。《 チケット購入と予告編動画 》
日時:2月13、14、16、18、22、23日
場所: Broadway Cinematheque(油麻地)
チケット価格:95香港ドル
チケット販売サイト:https://www.cinema.com.hk/tc/movie/details/16904
予告編:https://youtu.be/Q1GqsTfOAu0