100年の歴史、超有名レストラン「蓮香樓」が再開

更新日:2024年04月02日
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点心

香港で100年以上の歴史がある飲茶(ヤムチャ)を楽しめる超有名レストラン「蓮香樓」が2024年4月1日より再開したことが大きな話題となっています。蓮香樓は2022年に閉店していましたが、オーナーが変わり、以前と同じ住所で元従業員を雇用して再オープンしています。手押しのワゴンに点心(テンシン)を乗せてフロア内をまわり販売をおこなう昔ながらのワゴン式スタイルも再現されています。

蓮香樓は1889年に中国の広州でお菓子を製造販売する店として創業、1918年に香港支店「蓮香茶室(Lin Heung Tea House)」を開店し、最終的には中環(セントラル)の威霊頓街(ウェリントンストリート)の路面店(G階)と1階の2フロアで長きにわたり店舗運営をしていました。

蓮香樓は閉店と再開を繰り返してきた歴史もあります。2019年2月に一度閉店、同じ場所で新オーナーが店名を「蓮香茶室」として再開しましたが、社会運動や新型コロナウイルスの影響を受けて経営難となっていたところ、元々のオーナーである4代目の顏漢彬が大家と交渉をおこない2020年3月に「蓮香樓」を再開。しかしコロナ問題には勝てず、2022年8月に再度閉店しました。

今回の再オープンは、旧オーナーとは全く関係のない会社「新翰有限公司」が所有・運営しています。香港メディア星島頭條では「味は変わらないが以前より環境が良くなった。床が濡れなくなった」など前向きなレビューを伝えています。

蓮香樓(Lin Heung Tea House)
住所:160-164 Wellington Street, Central(中環威靈頓街160-164號)
オープンライスURL:https://www.openrice.com/en/hongkong/r-lin-heung-lau-central-guangdong-congee-r662427