香港の結婚費用、1カラットダイヤが必要?

更新日:2022年11月29日
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ダイヤモンド

香港のオンラインライフスタイルメディアESDlifeが、2022年から2024年までに結婚予定の1,226人を対象に結婚費用についての調査を実施しました。結婚にかける費用は増加しており、女性の56%がプロポーズで婚約指輪がなければ断ると回答し、ほぼ半数が1カラット以上のダイヤモンド指輪を希望すると回答したことが話題となっています。

香港での結婚費用の総額は平均384,366香港ドル(約682万円)であり、昨年よりも9%増加しています。披露宴にかける平均費用は149,044香港ドル(約265万円)となり、特に披露宴を重要視していることがわかります。しかし、香港の新型コロナウイルス感染防止のための制限令が影響して多くの招待客を呼びづらいという現状もあるようです。ちなみに、ゼクシィ結婚トレンド調査2021によると、日本での結婚費用の総額は平均356万8000円と発表されています。

また、香港で指輪やその他のジュエリーにかける費用は平均108,988香港ドル(約193万円)、昨年よりも15%増加しています。1カラット以上のダイヤモンド婚約指輪を希望していることにも驚きです。同じくゼクシィによると、日本で婚約指輪を贈った人を対象とした統計では、婚約指輪の平均金額は35万円、ボリュームゾーンは30万円台となっています。

海外ハネムーンのための航空券とホテルの費用は45,891香港ドル(約81万円)、昨年よりも10%増加。結婚式前の記念写真にかける費用は25,534香港ドル(約45万円)、昨年よりも28%増加しており、海外で記念写真を撮るカップルもいます。

婚姻数においても増加傾向にあり、昨年は26,899組でしたが、今年は現時点で既に約29,320組の結婚が報告されています。

なお、結婚披露宴の招待客が手渡すご祝儀平均は昨年と変わらず、プレミアムホテルでの披露宴であれば1,500香港ドル(約26,600円)、スタンダードホテルでは1,000香港ドル(約17,700円)、レストランでは800香港ドル(約14,200円)、クラブハウスやその他の特別な結婚式場は1,000香港ドル(約17,700円)となっています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日7,793人、感染者累計は457,323人、死者累計は10,718人、現在の入院者数は2,721人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,899,668人(94.5%)、うち2回目接種が6,899,668人(92.8%)、3回目接種が5,724,305人(82.3%)、4回目接種が581,866人となっています。

12月1日(木)より、ビオンテックのオミクロン株対応2価ワクチンの接種が開始します。香港に770,000回分が到着しており、一昨日予約受付が開始し既に約11,600人が予約しました。12歳以上がワクチン4回目接種時に対象となります。

なお、香港天文台は12月1日(木)に最低気温が13度まで下がると予想しています。前日の最高気温24度から大きな変化となるため体調管理にお気をつけください。