香港域内で初めて英国型変異株の感染者がみつかる

更新日:2021年06月07日
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コロナ変異型

天水囲(ティンソイワイ)に住む17歳の女子高生から香港内では初となる英国型(アルファ)変異株の感染が確認されました。6月6日(日)には53歳母親の感染も確認され、20歳姉は初期検査で陽性反応となっています。

6月4日(金)の夜には、家族の住む天水囲駅前のマンション「天盛苑」でロックダウンが実施され約850人の住民が強制検査を受けました。少女の同級生など100人は濃厚接触者として隔離施設に移送され、少女が潜伏期間中に訪れていた大埔(タイポー)、元朗(ユンロン)、長沙湾(チョウサワン)、紅磡(ホンハム)、金鐘(アドミラルティ)の合計13か所も強制検査の対象となりました。20歳姉は過去2週間にK11 Museaなど多くのショッピングモールを訪れていたようです。

現在、中国の広東省で新型コロナ感染者が増加しており、天水囲から近い深セン市の一部でも感染が増加傾向となっていますが、香港の衛生署は「17歳少女が感染した変異株は英国型で、深センで見つかっているものとは違う。香港で以前に見つかったものとも違う。」と説明しました。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜1人(域内感染者0人)、土曜1人(域内感染者1人)、日曜7人(域内感染者1人)、感染者合計は11,859人、死者合計は210人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約1,528,100人(人口の約20.4%)(シノバック663,800人、ビオンテック864,300人)、うち2回目接種が約1,109,400人(シノバック467,200人、ビオンテック642,200人)となっています。