香港政府、香港のロックダウンを否定

更新日:2020年07月22日
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ロックダウン否定

香港内の新型コロナウイルスの感染者数は昨日から61人増え合計2,020人、退院者は1,324人です。昨日は77歳男性と87歳男性が死亡し、死者数の合計は14人となりました。香港では「2~3日後にロックダウン(都市封鎖)が実施される」との噂が広まりましたが、香港政府は「根拠がない噂」として明確に否定しています。

政府の報道官は昨日「2~3日後にロックダウンが実施されるとの噂に根拠がない。市民は偽のニュースに惑わされないように。また、不必要に心配させるような噂を広めないように。」と注意を促しています。

行政会議メンバーの林正財(ラムチンチョイ)博士も「1日の新規感染者が数百人~1,000人程度にまで増えなければロックダウンを検討する必要はない」とコメント。香港医学会の伝染病に関する委員会のLeung Chi-chiu会長も「香港では、完全なロックダウンのように極端な対策はしないほうがよい。経済にとって、後戻りできない状況になる」とコメント。

しかし一昨日の時点で、衛生署の主任の張竹君が「もし感染増加の傾向が続けば当然、ロックダウンも含めさらに厳しい対策がおこなわれる」と発言しており、微生物学者の袁國勇も「今後1~2週間で感染増加が続けば事実上のロックダウンが必要かもしれない」と発言していました。