香港の住宅価格が過去最高を記録

更新日:2017年02月27日
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香港の住宅価格が過去最高を記録

不動産仲介大手の中原地産が発表した中古住宅価格指数(CCL)が、5年間で約40%上昇し過去最高の147.74を記録しました。この背景にあるのは「香港での住宅需要の高まり」と「中国企業の活発な投資活動」であり、今後さらに10%増に達する可能性があると分析しています。

中古住宅価格指数は毎週金曜日に発表され、3週連続上昇中です。地域別に見ると、香港島は投資目的の購入が増えており前週比1.21%アップ、九龍は旧空港跡地の啓徳(カイタク)の新築発売の影響を受け0.5%アップ。新界では、西側が0.46%アップした一方、東側は0.12%ダウンしました。

香港での一般の賃貸住宅の家賃上昇は深刻で、多くの市民は公共住宅への入居を希望しますが、待機期間は4年8カ月とも言われています。「安い賃貸住宅は狭くて虫も多いから外で寝る方がマシ」と、仕事をしていても野宿するホームレスの数が、特にここ2年の間に目立って増えているようです。

中国の投資家による香港の住宅への投資活動は歯止めがかからない状態。最近地下鉄MTRの開通により人気が高まっている香港南部の鴨脷洲(アプレイチャウ)の住宅用地を、中国のデベロッパーが1690億HKD(約2兆4000億円)で落札したこともこの週末の大きなニュースとなりました。