住みやすい国・地域として香港が大幅ダウン

更新日:2016年09月01日
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住みやすさランキング

海外に住む外国人14,000人(174国籍)を対象とした「住みやすい国ランキング」をドイツ企業InterNationsが発表しました。香港は2年前の10位から44位へとランクダウンし、日本は2年前の47位から29位へとランクアップする結果となりました。

この調査は各国での「生活の質、馴染みやすさ、仕事、家族生活、出費」を観点に評価されており、香港が大幅にダウンとなった主な原因は出費額であり、特に家賃や養育費に不満をもつ外国人が多いという結果が発表されていました。その他にも「フレンドリーではない、ローカルの友達ができない、言語が難しい」という回答も多かったようです。一方、「治安が良い、仕事が豊富、収入が高い、教育の質が高い、税制が有利」という点は優れていると評価されていたようです。

なお、2016年の上位ランキングでは、1位:台湾、2位:マルタ、3位:エクアドル。ワースト3は、65位:ナイジェリア、66位:ギリシャ、67位:クウェートとなりました。

一番人気の台湾は、「生活の質、出費」ともに1位で、低コストで良い暮らしができるとの評価になっています。日本も「生活の質」は3位と高評価でしたが、仕事と生活のバランスが66位と低く、致命的なランキングダウンとなりました。