中国銀行が一般顧客にウソ発見器を使用

更新日:2015年12月24日
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中国銀行

中国の新華社の報道によると、少なくとも中国銀行、中国農業銀行、中国建設銀行の3行が中国科学院(中国政府のハイテク研究の最高機関)と共同し、一般の顧客に無断でウソ発見器を使用していることがわかりました。

使用用途は明らかとなっていませんが、このウソ発見器は遠隔センサーにより「顧客の表情、声のパターン、心拍数」などの分析が可能であることから、投資相談に訪れた顧客心理を読み取り、金融商品の売りつけなどを不正に行える可能性があると有識者が指摘しています。

技術そのものは最先端ではありませんが、今回のように使用されたケースは初めてで、中国の心理学者や弁護士はプライバシー侵害などの観点から反対の声をあげています。

中国の新華社の報道のため、中国大陸の銀行で使用されたものと思われますが、香港メディアからの質問へは銀行側は何も答えなかったようです。その他の銀行でもウソ発見器は使用されているかもしれませんね。