長州島の饅頭取りレースの予選受付が開始

更新日:2024年02月19日
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饅頭タワー

2024年5月15日(水)、香港の長州島で伝統的なお祭り「長洲太平清醮(長洲の太平を願う祭事)」が開催される予定であり、本日より饅頭タワー登り(饅頭取りレース)に出場するための予選参加の申込みが開始されました。長洲太平清醮は無形文化遺産に登録されているお祭りであり、国内外から毎年1万人が訪れます。

2024年の饅頭タワー登り(饅頭取りレース)の予選に出場するには、3月18日(月)までに以下の香港政府の康楽文化事務署(レジャー文化サービス署)のページから申請書をダウンロード・記入し、上環(ションワン)事務所に提出する必要があります。18歳以上であれば誰でも申請ができ、200人の定員を超えれば抽選となります。なお、抽選では長洲島の居住者、長洲島で働く人、長洲島の学校に通う申請者が優先されます。
https://www.lcsd.gov.hk/en/bun/bsc.html

出場者に選ばれた方は、4月7日(日)に安全のためのトレーニングに参加する必要があります。その後、4月14日(日)におこなわれる予選および準決勝でファイナリスト12人に残ることができれば、5月15日(水)におこなわれる決勝へと進むことができます。

元々、饅頭祭りの饅頭タワーである包山は神様に饅頭を奉納するために作られていたものでしたが、現在は9,000個のプラスチック饅頭が張り付けられた高さ14メートルの饅頭タワーとなっています。高い位置にある饅頭ほどポイントが高く、制限時間3分間でとれた饅頭の得点合計を競う競技となります。ポイント数に関係なく取った饅頭の数の多い選手に与えられる特別賞もあります。

以前は多くの出場者が同時に饅頭タワーに登る競技でしたが、1978年に饅頭タワーが倒れ24名もの負傷者が出る事故が発生して約30年間中止されていたこともありました。その後、長州島民と香港政府の間で、事前訓練や安全ロープの装着などの安全対策が講じられ現在のルールへと変化しました。