香港政府がビジネス外国人に大湾区ビザの発給を検討

更新日:2023年10月31日
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外国人ビザ

昨日、香港政府の商務及経済発展局局長の丘應樺が「香港にビジネスで来る外国人には、大湾区への訪問も許可される数次ビザ(有効期間内であれば繰り返し渡航することのできるビザ)を発給する可能性がある」とラジオ番組で述べました。

大湾区(グレーターベイエリア)とは、中国南部の広東省の9つの都市(広州、深圳、珠海、佛山、恵州、東莞、中山、江門、肇慶)と香港とマカオを含めた都市エリアのことを言います。

丘應樺は「外国人ビジネスパーソンに大湾区への複数回の入境を許可するのが狙いであり、数次ビザは検討中の選択肢の一つだ。数次ビザを持っていれば、大湾区に行くたびにビザを申請する必要がなくなる。香港に数日間しか滞在せず、すぐに中国本土に入境する必要がある人にとって、毎回ビザを申請するのは不便だ」と話しています。

また、先週香港政府が発表した、香港の将来的な計画や目標を示す「2023年 施政報告」では、「外国人駐在員および、香港企業で勤務する外国人スタッフには、中国本土へのビザ申請の優先処理を行い数次ビザの発行をする」という計画が発表されました。これについては香港の外国商工会議所は「政府の計画を歓迎する。香港IDカードのみで大湾区内の移動ができれば望ましい。また、駐在員に向けたセルフサービスゲートもあればさらに望ましい」とコメントしました。

大湾区(グレーターベイエリア)の人口は2020年に中国総人口の5%以上となる8,000万人を超えました。世界の三大ベイエリアと呼ばれる米国のサンフランシスコ・ベイエリアとニューヨーク都市圏、日本の東京湾首都圏に匹敵する経済圏を目指しています。最近では香港企業の大湾区進出や、香港を経由し大湾区に進出する海外企業も増えてきています。