香港、3月か4月にマスク着用義務撤廃か

更新日:2023年02月27日
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住宅価格

本日は、香港で3月か4月にマスク着用義務撤廃と予想されていること、マカオはほとんどの場所でのマスク着用規則を撤廃したこと、香港の電気代が3月にも再び値上げとなること、1月の個人住宅価格指数は前月より0.6%上昇し7ヶ月ぶりの上昇となったことをお伝えします。

■香港、3月か4月にマスク着用義務撤廃か
財政司司長のポール・チャンはマスク着用のルールについて「政府は状況を注意深く監視しており、今シーズンの終わりに向けた撤廃を目指している」と述べました。香港メディアThe Standardでは「今シーズンの終わり」ということは3月か4月に撤廃なのではないかと伝えています。

香港では現在、3月8日まではマスク着用義務を継続すると発表されており、3月8日以降についてはまだ発表されていない状況です。

■マカオ、ほとんどの場所でマスク不要
本日からマカオは屋外でのマスク着用規則を撤廃します。例外は公共交通機関と医療施設と介護施設となり、引き続きマスクの着用が必要となります。

また、施設やイベント等の管理者は、新型コロナウイルスの流行状況、換気状況、人数と密度、イベントの内容や時間等の要素を判断してマスク着用の要否を独自に決定できることになりました。

マカオ当局は「過去2ヶ月間のマカオにおける感染状況は持続的に安定している。世界的な感染予防経験を参考に、マカオ政府の新型コロナウイルス対応調整センターはマスク着用義務を調整していく」と説明しています。

■また電気代が値上げ、中電1.3%、港燈4.7%
電気代が3月にも再び値上げとなります。電力会社CLP(中電)は1.3%値上げ、HK Electric(港燈)は4.7%値上げすることを発表しました。燃料のコスト増による毎月の調整による値上げと説明しています。電気代は2023年1月にCLP(中電)が6.4%、HK Electric(港燈)が5.5%値上げしたばかりです。

■香港の個人住宅価格、7ヶ月ぶりに上昇
香港政府の差餉物業估價署(不動産評価署)のデータによると、2023年1月の個人住宅価格指数は2022年12月と比べて0.6%上昇し、7ヶ月ぶりの上昇となりました。2022年12月は2021年12月と比べて15.2%下落しており2008年以来の年間下落となっています。

ナイト・フランク・グレーターチャイナの調査&コンサルティング責任者、マーティン・ウォン氏は「中国の境界開放のニュースによるリバウンドだったが、短期的にはマイナス要因が引き続き価格を圧迫するだろう」とコメントしています。