香港訪問者が50万人となり前月の3倍に

更新日:2023年02月16日
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20230216

2023年1月の香港訪問者数が50万人となり前月の3倍に増加したこと、キャセイパシフィック航空の乗客数は新型コロナウイルス流行以来初めて100万人を超えたこと、多くの香港人が電子消費券の再配布を希望していることをお伝えします。

■香港訪問者が50万人となり前月の3倍に
香港政府観光局は、2023年1月の香港訪問者数を498,689人と伝え、2022年12月の160,578人から3倍に増加したことを発表しました。約28万人は中国本土からの訪問者だったようです。香港訪問の目的の多くは「必要不可欠な訪問(途中降機、家族訪問、出張)」ですが、その他の「レジャー目的の旅行者」の割合も増加しています。

なお、2022年の香港訪問者数も発表され604,564人。新型コロナウイルス流行前の2019年の年間5591万人と比較すると約1%でした。

■キャセイ航空の乗客数が100万人を超える
キャセイパシフィック航空の2023年1月の乗客数は1,031,893人となり、2022年1月と比較すると40倍増加、新型コロナウイルス流行以来、初めて100万人を超えました。キャセイパシフィック航空の貨物事業においても前年同期比28.1%増となり95,139トンに達しました。

キャセイパシフィック航空の商務董事である劉凱詩は「旧正月休暇中のレジャー旅行は特に日本、バンコク、シンガポールなどの人気目的地の需要が高かった。ただし、日本への需要は高いにもかかわらず、日本政府の水際措置による影響でフライト数を制限している。中国本土に関しては、今月末までに14都市への往復便を週100便以上運航する予定だ。特にイースター休暇に向けて、旅客便の増加に取り組んでいる」と話しました。

■多くの香港人が電子消費券の再配布を希望
香港の世論調査団体「香港研究協会」が1月26日から2月8日にかけて香港居住者1,073人を対象として「香港政府の予算(来週発表予定)への期待について」の電話アンケート調査をおこない、その結果「再び電子消費券の配布を希望している」と80%が回答したようです。

配布金額については「前回同様10,000香港ドル」が40%、「10,000香港ドル超」が37%、「配布金額は下がってもよい」が13%でした。月収29,999香港ドル未満の世帯の多くが10,000香港ドル超を希望していたようです。