香港政府、観光客への航空券50万枚配布を決定

更新日:2023年02月03日
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無料チケット

香港政府は海外から香港に到着する観光客に向けて50万枚の航空券をプレゼントするキャンペーンを3月1日から段階的に実施することを発表しました。3月1日になると第一弾として東南アジアから、4月頃に中国本土から、5月頃に日本を含む北東アジアから香港への航空券プレゼント登録のリンクが以下の香港空港管理局ウェブサイトに掲載される予定です。

現時点で香港政府は、キャセイパシフィック航空や香港エクスプレスなどの海外オフィスや旅行代理店を通じての配布。先着順、ラッキードロー、1枚買うと1枚無料プロモーションなどの企画により無料チケットを配布する計画を発表しています。

インバウンド向けとは別にアウトバウンド向けのキャンペーンもあり、夏に香港居住者を対象として航空券8万枚プレゼントする計画。大湾区(グレーターベイエリア)の人々を対象に航空券8万枚をプレゼントする計画も発表されました。なお、航空券の行き先は発表されませんでした。

香港空港管理局の行政総裁の林天福は「航空券のプレゼントキャンペーンは、コロナ前の香港の訪問者数の75%を占めていたアジアの国々からの観光客をターゲットに始める。3月はタイ、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシアなど東南アジアからの観光客を対象とし、4月には中国本土、5月には日本や韓国などの北東アジアやその他の中長距離の国々を対象とする」と話しました。キャンペーン実施の6ヶ月間で香港訪問者数を150万人増やすことが狙いのようです。

また、香港政府は昨日から観光客に100香港ドルの消費クーポンを100万枚以上配布するキャンペーンを開始しています。香港国際空港の観光局ビジターセンター、高速鉄道駅、スターフェリーのコンコース、港珠澳大橋の香港口岸で配布されているようです。