習近平主席、7月1日の式典に出席
本日は、7月1日に開催される香港返還25周年記念式典に習近平国家主席が出席すると報じられたこと、6月18日に南シナ海で沈んだと報じられたジャンボ・キングダムの状況が二転三転していること、香港入境時の隔離ホテルが8月下旬まで予約が取りづらく宿泊料金も値上げされてることをお伝えします。
■習近平主席、7月1日の式典に出席
7月1日に開催される香港返還25周年記念式典と、行政長官となる李家超（ジョン・リー）の就任式に習近平国家主席が出席すると中国国営新華社通信が伝えました。実際に香港へ訪問するのかオンラインでの出席なのかは明らかではありませんが、湾仔北にある香港コンベンション＆エキシビションセンター近くでの警備は強化されています。
習近平国家主席は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年1月以来、中国本土外へは出ておらず、香港訪問となると2017年以来となります。式典に招待された関係者およびゲストは、イベント前に毎日PCR検査を受け隔離ホテルに滞在することが要求されており、香港メディアThe Standardでは「李家超（ジョン・リー）と数十人の政府高官が本日より4日間のホテル隔離に入る」と伝えています。宿泊場所は公表されていませんが会場付近となる湾仔北の5つ星ホテルであるグランドハイアットとルネッサンスハーバービューの一般予約受付が停止していることから、関係者の宿泊に利用されるとみられています。
■ジャンボ・キングダムの状況が二転三転
6月18日に南シナ海の西沙諸島付近で沈んだと報じられた有名水上レストラン「ジャンボ・キングダム」ですが、運営会社が沈没発表の撤回や保険金を受け取らないと発表したりするなど状況が二転三転していることが話題となっています。中国本土の海事当局も調査しているようですが詳細不明のままとなっています。
■隔離ホテルに予約殺到、82％も値上げ
香港入境時の隔離ホテルが8月下旬まで予約が取りづらく、宿泊料金も昨年に比べて最大82％上がっているようです。夏休みを活用した留学生の故郷への帰国や各国への旅行計画が重なったことが理由のようです。
＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜1,860人（入境時・隔離中の発見139人、香港市中感染1,721人）、土曜1,794人（入境時・隔離中の発見114人、香港市中感染1,680人）、日曜1,917人（入境時・隔離中の発見118人、香港市中感染1,799人）、感染者合計は336,658人（陽性者合計1,237,877人）、死者合計は9,398人、入院者数は601人となっています。
ワクチン接種者合計は1回目接種が6,740,369人（92.6％）（シノバック2,966,820人、ビオンテック3,773,549人）、うち2回目接種が6,441,939人（88.5％）（シノバック2,789,105人、ビオンテック3,652,834人）、3回目接種が4,319,282人（63.6％）（シノバック1,466,144人、ビオンテック2,853,138人）、4回目接種が147,995人（シノバック67,376人、ビオンテック80,619人）となっています。
