明日から制限緩和、バーやカラオケなどが再開

更新日:2022年05月18日
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規制緩和

明日5月19日(木)から新型コロナ対策の制限令が緩和されます。レストランでの店内飲食は深夜0時まで許可され、バーやカラオケなども深夜2時までの営業再開が許可され、空気交換の要件を満たすジムでは運動中のマスク着用が免除となります。

< 5月19日(木)に制限緩和が予定されている項目>
・レストランでの店内飲食を深夜0時まで許可(1テーブル8人まで、収容人数100%)
・レストランでの宴会人数を120人まで許可
・バー、パブ、浴場、パーティールーム、クラブとナイトクラブ、カラオケ、麻雀と天九の施設、クルーズ船を再開
 バー/パブ:朝5時~深夜2時、1テーブル4人まで、収容人数75%まで
浴場:朝5時~深夜2時(入浴中やシャワー中はマスク着用免除)
 パーティールーム:朝5時~深夜2時、1部屋8人まで、収容人数75%まで
ナイトクラブ:朝5時~深夜2時、1テーブル4人まで、収容人数75%まで
カラオケ:1部屋8人まで 朝5時~深夜2時 収容人数75%
麻雀/天九 1テーブル/1部屋8人まで 朝5時~深夜2時 収容人数75%
・公共娯楽場所(映画館、パフォーマンス会場、ミュージアム、テーマパークなど)、イベント会場、宗教施設で収容人数85%まで、映画館は館内飲食を許可
・屋内スポーツ施設や、空気交換の要件を満たすフィットネスセンターでのマスク着用免除

香港中文大学の郭健安教授は「明日からの制限緩和でコロナ感染者数が少しリバウンドするかもしれないが、すでに100万人以上が感染しており多くの人がワクチン3回接種していることを考えると毎日の感染者数は200~300人にとどまるだろう。第6波は新たな変異株が入ってこない限りは発生しないと思う」とコメントしました。一方、香港大学のガブリエル・レオン教授は「数学モデリングによると、2週間以内、つまり6月初めにコロナ第6波が発生する可能性がある」と話しており専門家の間で意見が分かれています。

キャリーラム行政長官は「コロナ第5波のピークは過ぎたが、毎日の感染者数はまだ200~300人いる。5月31日より(ワクチン未接種者の施設入場を禁止する)ワクチンパスの第3段階が始まりワクチン3回接種しないとレストラン、ジムや各施設に入場できなくなるので、今月中に3回目接種を済ませるように」と呼び掛けています。ワクチンパスのルールについては香港大学のベン・カウリング教授らは「60歳未満はコロナ感染をしても重症化や死亡する可能性は非常に低いため、ワクチンパス無しで施設入場を許可するよう緩和すべき」と意見を述べました。これについて香港中文大学の許樹昌(デビッド・ホイ)教授は「そのような提案にはほとんどの人が反対するだろう」とコメントをしています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、月曜234人(入境時・隔離中の発見42人、香港市中感染192人)、火曜328人(入境時・隔離中の発見39人、香港市中感染289人)、感染者合計は331,724人(陽性者合計1,209,068人)、死者合計は9,361人、入院者数は686人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,674,007人(91.7%)(シノバック2,923,021人、ビオンテック3,750,986人)、うち2回目接種が6,262,764人(86.0%)(シノバック2,675,801人、ビオンテック3,586,963人)、3回目接種が3,488,327人(51.5%)(シノバック1,131,224人、ビオンテック2,357,103人)、4回目接種が88,648人(シノバック39,836人、ビオンテック48,812人)となっています。