紅磡と金鐘をつなぐ地下鉄の新区間がオープン

更新日:2022年05月05日
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新ラインオープン

5月15日(日)、地下鉄MTRの東鉄線(羅湖と紅磡を結ぶ水色の路線)にビクトリアハーバーを渡る新区間がオープンします。紅磡(ホンハム)駅から、湾仔北に新たにオープンする駅「會展(エキシビションセンター)駅」を経由して金鐘(アドミラルティ)駅に繋がります。

これまで紅磡駅から金鐘駅への移動には乗り換えをして19分かかっていましたが、12分の短縮となり7分で到着します。また、沙田駅から銅鑼湾駅への移動では4回乗り換えをして36分かかっていたのが、1回の乗り換えで27分での到着が可能となりました。乗車料金に変更はなく、紅磡駅から會展駅はその他のクロスハーバー路線と同様10.1香港ドルとなります。

紅磡駅と金鐘駅には新しく専用のプラットホームがオープンします。金鐘駅は香港で唯一の4路線ターミナル駅(東鉄線、荃湾線、港島線、南港島線)となります。會展駅は国際的な展示会場がある香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター(HKCEC)に隣接しており、展示会場アクセスの利便性も高まります。また、新区間オープン前に、東鉄線の車両は現在の12両編成が全て新しい9両編成に交換されます。

なお、香港政府の運輸署は、MTR新区間オープンにより通勤者の交通手段が大きく変わることなどを考慮し、バス会社は一部路線の運行本数の削減または廃止を検討すべきだとしています。バス301番(紅磡から金鐘)はすでに廃止を決定。その他、101、104、109、111、111P、171、171A、171P番が検討の対象となるようです。MTR會展駅は香港島の東部や南部に行く7つのバス路線へのターミナルの役割も果たします。會展駅でMTRからバスに乗り換える際、オクトパスカード利用で2香港ドル割引が受けられるインターチェンジ割引があります(バス1M、25A、780、788、722番が対象)。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日313人(入境時・隔離中の発見22人、香港市中感染291人)、感染者合計は330,982人(陽性者合計1,205,396人)、死者合計は9,328人、入院者数は1,170人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,643,094人(91.3%)(シノバック2,901,643人、ビオンテック3,741,451人)、うち2回目接種が6,171,188人(84.8%)(シノバック2,634,311人、ビオンテック3,536,877人)、3回目接種が3,250,818人(48.0%)(シノバック1,054,832人、ビオンテック2,195,986人)、4回目接種が69,590人(シノバック31,262人、ビオンテック38,328人)となっています。