新型コロナワクチンの接種が2月に開始

本日は、香港政府が新型コロナワクチンの接種プログラムを2月に開始するというニュースと、ホームレスが増加しているというニュースの2つをお伝えします。

■新型コロナワクチンの接種が2月に開始
香港政府は、旧正月（今年は2月12日～15日が休み）頃に新型コロナウイルスのワクチン接種プログラムを開始する予定があると発表しました。第一弾は「お年寄り、病院職員、介護職員」などが対象となり、香港の18地区にワクチン接種センターが開設され、1センターにつき毎日2,500人が接種できるようになる見込みです。ワクチン接種のための予約システムは1月中には完成するとのこと。

また、私立病院やクリニックでもワクチン接種ができるようになります。ワクチン接種の料金を市民から徴収することは禁止されるため、政府が医師に対して助成金を支給することになります。

ワクチン接種プログラムを担当している公務事務局局長の聶德權は、香港のニュース番組で「外国から香港に渡航する際の隔離（現在21日間）を、ワクチン接種を受けた人は免除にしてもよいか、専門家が研究する予定」と話していました。

■ホームレスが増加、7歳ぐらいの子供も
香港のホームレスに、食事や仕事を提供するなどの活動をしている慈善団体「ImpactHK」の創業者ジェフ氏が「2020年からホームレスが増加しており、10代や20代のホームレスも見かけるようになった。7歳ぐらいの子供が路上で家族と一緒に寝ている姿も見た」と伝えており注目が集まっています。最近では、新型コロナウイルスの影響によりインターネットカフェなどが閉鎖され、路上での寝泊まりを余儀なくされた人の姿も見かけるようです。

＜ 香港の新型コロナウイルスの感染状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は木曜33人、金曜45人、土曜59人、日曜31人、感染者合計は9,243人、退院者合計は8,423人、死者合計は158人となっています。