2021年度「ビブグルマン 香港」をミシュランガイドが発表

更新日:2021年01月26日
LINEで送る
Pocket

ビブグルマン2021

ミシュランガイドが2021年度の「ビブグルマン 香港」を発表しました。ビブグルマンとは、低価格で楽しめると評価されたお勧めのレストランのことで、今年は63店舗が選ばれました。本日はビブグルマンに掲載された日本食5店舗と、新規掲載の7店舗を紹介文とともにご案内していきます。また、明日の午後には「ミシュランガイド 香港」が発表となりますので、香港BSニュースでご案内します。

2021年度のビブグルマンの全店舗は、この記事の最下部にあるミシュランガイドの英語サイトにてご確認いただけます。

< 新規掲載のビブグルマン7店舗と日本食5店舗 >

1.八寶清湯腩(Eight Treasures)
天后(ティンハウ)の家族経営の人気ヌードル店。看板メニューは牛肉好きにはたまらない8種類のハーブと牛骨で10時間以上煮込んだスープの中に入った牛のブリスケット(バラ肉)。麺あり・麺なしが選択でき、肉の種類も、骨なしショートリブ、インサイドスカート(ハラミに近い部分)、アウトサイドスカート(ハラミ)、またはその3種のミックスから選べる。
住所:G/F, Wing Wah Building, 124 Electric Road, Tin Hau

2.好旺角粥麵專家(Good Hope Noodle)
1971年創業、旺角(モンコック)にあるヌードル店。竹の棒で生地をこねた弾力のあるヌードル。エビ、豚ワンタン、炸醤(ジャージャン)ソース、または豚足の煮込みがトッピングされたダックエッグヌードルを求めて常連客が集まる。お粥とスナックもオススメ。入り口付近はショーキッチンとなっておりヌードルを作っているところを観ることができる。
住所:G/F, 123 Sai Yee Street, Mong Kok

3.好湯好麵(Hao Tang Hao Mian)
フランス料理店で20年以上の経験を積んだオーナーシェフがオープンしたヌードル店。それぞれのスープベースにトッピングを添えた12種類の麺メニューに特化した20席のお店。牛のほほ肉とフランスのオックステール蒸し煮のビーフスープに入った四川風の特製平打ち麺は、折衷的な技術で2日間かけて作られる。カニ、エビ、ホタテの風味豊かなシーフードポタージュは細い中華麵に驚くほどよく合う。
住所:G/F, 20 Chik Chuen Street, Tai Wai

4.鳳城酒家(Fung Shing Restaurant)
北角(ノースポイント)で長年続く順徳料理(広東省順徳区の地方料理)のレストラン。伝統的な内装で、朝はディムサム(点心)、ランチとディナーは順徳料理が楽しめる。脂がのったポーク・クラブミート・フリッター、大良(順徳)スタイルのミルクスクランブルエッグ、クリスピーフライドチキンを食べれば、巧妙な技術が使われているのが分かる。事前注文が必要な料理があるため電話確認をおすすめ。
住所:G/F & 1/F, Goldfield Mansion, 62-68 Java Road, North Point

5.Eton
旺角(モンコック)の中華レストラン。Etonは、中華レストラン「鳳城酒家」の旺角店が閉店した後、常連客と元スタッフが協力し合い店名を変えてオープンした店。店内は改装され、キッチンとサービススタッフの80%は戻ってきた。メニューは鳳城酒家からあまり変わっていない。点心、クリスピーフライドチキン、蝦の揚げトースト、大良(順徳)スタイルのミルクスクランブルエッグ、魚の胃袋の濃厚スープなどがおすすめ。
住所:1/F-2/F, European Asian Bank Building, 749 Nathan Road, Mong Kok

6.泰館(Samsen)
上環(ションワン)にあるタイ料理店。湾仔(ワンチャイ)のタイヌードル店と店舗名が同じであるため、気付くかもしれないが、オーナーシェフのアダム・クリフが手掛けるスピンオフ店である。メニューは湾仔店とほぼ同じだが、限定メニューに注目。例えば、11種のスパイスの北タイカレーは最大8時間かけて作られ、エッグヌードルやロティ(パン)と完璧に合う。フレンドリーなサービスと活気ある雰囲気も好印象だ。
住所:G/F, 23 Jervois Street, Sheung Wan

7.阿元來了(Yuan Is Here)
西営盤(サイインプン)にある台湾ストリートフード。記念品で飾られ、ナイトマーケットの賑わいを感じさせる店内。オーナーとシェフは台湾出身、すべての料理を台湾料理に可能な限り近づけることにこだわっている。特製の滷肉飯(ミンチポークライス)は、深みがあり、とろけるような食感。デラックスシーフードオムレツでは、蝦と帆立と牡蠣の具材が楽しめる。デザートにタロイモボールで締めくくる。
住所:G/F, 31 North Street, Kennedy Town, Western District

8.竹家(Takeya)
紅磡(ホンハム)にある15席の焼き鳥店。元々エンジニアとして働いていた日本人と奥さんがアイデアを出して始めた親しみを感じるお店。日本からの空輸で届く食材を使って、10年以上、高品質な焼き物を提供している。厳選された日本酒や自家製梅酒と合わせて、鶏の心臓やハツモトなどの珍しいメニューは試してみる価値あり。予約することをオススメ。
住所:G/F, On Wah Building, 31C1 Tak Man Street, Whampoa Estate, Hung Hom

9.錦(Nishiki)
尖沙咀(チムサーチョイ)で20年以上前にオープンした居酒屋スタイル和食店。賑やかな雰囲気と美味しいグリル料理。日本人のオーナーシェフがキッチンチームに対して、完璧な焼き方を教えている。人気メニューのつくねは日本とブラジルの骨なし鶏もも肉を使用。地元から仕入れた鶏のレバーも名物となっている。予約することをオススメ。
住所:1/F, Regal Kowloon Hotel, 71 Mody Road, Tsim Sha Tsui

10.周月(Shugetsu)2店舗
中環(セントラル)と鰂魚涌(クォーリーベイ)のラーメン店。スープには140年以上の歴史がある愛媛県梶田商店の特製しょうゆを使用しており、イワシ・サバの魚粉や昆布で味を加えることで特別な美味しさが生まれる。製麺ルームがあり、毎日新鮮な太麺と細麺を製造。ラーメン以外にもつけ麺が人気で、太麺がしっかりとスープを吸い上げてくれる。麵の量は自由に選べる。
住所(中環店):G/F, 5 Gough Street, Central
住所(鰂魚涌店):G/F, 30 Hoi Kwong Street, Quarry Bay

11.ラーメンJo(ジョー)
銅鑼湾(コーズウェイベイ)にあるラーメン店。店舗名はオーナーのお気に入りマンガのキャラクターにちなんで付けられた。活気ある店内で、餃子などと一緒に10種類のフレーバーのポークチャーシューラーメンを提供。スープはマイルドな味噌ベースから激辛まであり、16時間以上煮込んだ風味豊かな豚骨スープには魂が込められている。サイドメニューの牛タンもおすすめ。
住所:G/F, 3 Caroline Hill Road, Causeway Bay

2020年度と2021年度のビブグルマンに掲載された56の店舗は以下のリンクからご確認いただけます。(英語サイトに飛びます)
https://guide.michelin.com/hk/en/hong-kong-region/hong-kong/restaurants/bib-gourmand

2021年に新規掲載となったビブグルマン7店舗は以下のリンクからご確認いただけます。(英語サイトに飛びます)
https://guide.michelin.com/hk/en/hong-kong-region/hong-kong/article/features/new-2021-hong-kong-macau-bib-gourmand-selection-michelin-inspector

< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日73人、感染者合計は10,159人、退院者合計は9,056人、死者合計は171人となっています。