政府、収入等の世帯調査データを発表

更新日:2020年09月07日
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本日は「政府、収入等の世帯調査データを発表」、「香港がWHOにコロナワクチンを予約」の2つのニュースをお伝えします。なお、香港の新型コロナウイルス新規感染者は昨日21人、感染者合計は4,879人、退院者合計は4,511人、死者合計は96人となっています。

■政府、収入等の世帯調査データを発表
香港政府の統計局が四半期ごとに発表している就業人数や収入に関する「一般世帯調査」の2020年4~6月のデータが公開されました。香港メディアU港生活では、就業者の14.9%(約48.7万人)が月収10,000香港ドル(約137,000円)未満であることや、失業者数は約24万人で昨年同期比の約2倍となったことに注目していました。

・全体の月収中央値は19,000香港ドル、1~3月に比べ1,000香港ドル減少
・男性の月収中央値は20,000香港ドル、1~3月と変化なし
・女性の月収中央値は17,000香港ドル、1~3月に比べ500香港ドル減少

・月収10,000香港ドル未満が14.9%(約48.7万人)
・月収10,000~19,999香港ドルが36.4%(約119.7万人)
・月収20,000~29,999香港ドルが19.9%(約65.2万人)

・世帯収入の中央値は25,000香港ドルで1~3月に比べ3,000香港ドル減少
・世帯収入、24,999香港ドル以下が48.6%(1~3月は45.5%)
・失業者数は約24万人で昨年同期比の約2倍

統計局データは以下リンクから参照できます。
https://www.statistics.gov.hk/pub/B10500012020QQ02B0100.pdf

■香港がWHOにコロナワクチンを予約
香港当局は、世界保健機構(WHO)が計画しているワクチン配分計画「COVAX」に対して、香港の人口の35%をカバーする新型コロナワクチンの事前予約をおこなったようです。COVAXは、2021年末までにワクチン20億回分を調達することを目標にしています。ワクチン予約のためにはCOVAXへの参加が必要であり、前払い金がワクチンの研究開発に使われる仕組み、現時点で日本を含む70ヶ国以上の富裕国が参加を確約しています。

また、WHOは、新型コロナワクチンの接種は2021年中頃までは不可能だと予想しており、効果と安全性に対する厳格な点検が必要だと伝えています。