23日ぶりの新型コロナ市中感染者、学校再開は予定どおり

更新日:2020年05月14日
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チュンワン

昨日、23日ぶりに香港内での新型コロナウイルスの市中感染者が確認されました。感染者は海外渡航歴のない荃湾(チュンワン)に住む66歳女性と孫の5歳少女であり、家族7人にも新型コロナウイルスの感染が疑われる症状がでています。香港政府の衛生防護中心の主任は「感染ルートが明確でないため、他にも香港内感染が確認される可能性がある」と注意を促しています。

また、香港内感染が確認されたことで、香港では5月27日に予定されている学校再開に注目が集まっていますが、香港政府の食物及衛生局の副局長は「香港政府は感染状況に合わせて調整するが、現時点では再び制限をおこなう必要はない」と話しています。一方で、中文大学の許樹昌教授は「感染経路が分からない感染が増えれば制限の再強化を検討すべき。韓国のように集団感染が再発した場合は、学校再開の延期や施設の閉鎖が必要になる」と話しました。

現在の香港全体の新型コロナウイルスの感染者合計は1,051人、退院者は1,008人となっています。