豚肉価格50%上昇 週末まで続く見込み

更新日:2019年05月21日
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肉屋

香港で食肉処理場の豚から「アフリカ豚コレラウイルス」が検出された件で、1週間以上も豚肉の供給が停止されていましたが、食肉処理場の消毒が完了し豚肉の供給が再開しました。豚肉の小売価格は通常より40~50%上昇しており、今週末までは高値で取引される見込みです。

食物環境衞生署によると、供給停止前の豚肉100斤(60キログラム)の卸売市場価格の平均は1,242香港ドル(約17,388円)でしたが、供給再開後は2,653香港ドル(約37,142円)と2倍以上になっていたと伝えています。

銅鑼湾(コーズウェイベイ)の肉屋Tung Po Food店主Lee氏はメディアからのインタビューに対して、「通常は一日につき数千香港ドル売り上げるが、先週は豚肉が手に入らず営業できなかった。今週は仕入れコストを埋め合わせるために40~50%値上げしている。10~20%しか値上げしていない肉屋もあるが現実的ではない。」と状況の厳しさを伝えています。一方、同マーケットの別の肉屋Tat Chang Meats店主Cheng氏は「売れなくなるので、値上げは少ししかしていない。」と話しています。

香港の豚取引業協会(Pork Traders General Association)のHui氏は「19日(日)の時点では中国本土からの豚が通常の4分の1程度しか入ってきていなかったので、価格が倍増したのは理解できる。2~3日間で価格は通常に戻るだろう。」とコメントをしました。