土瓜湾で観光バスに轢かれ女性死亡。住民団体が抗議

更新日:2019年04月23日
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事故

21日(日)、香港の土瓜湾(トクワワン)で香港人女性(62歳)が中国人の観光ツアーバスに轢かれ死亡する事故が発生しました。事故現場となった土瓜湾は道路が狭い住宅地でツアーバスが走ると危険であるため、香港の7つの地元住民団体が中国本土からの観光ツアー数に制限をかけるよう香港政府に求めました。

地元住民団体KC Mainland Tourists Concernの代表者Timothy Lee氏は「土瓜湾や観塘(クントン)には毎日平均100~200のツアーバスが訪れており、5月1日労働節からの中国の大型連休には倍増するだろう。」と今後の予想も伝え、九龍城区議会のKwan Ho-yeung氏は「事故現場の周辺には中国人ツアー観光客を専門に扱う中華レストランがいくつかあり、多くのツアーバスが訪れている。政府の運輸署には狭い道路への大型車の侵入に制限をかけるよう要求したが対応がおこなわれていない。」と状況を話しています。

また、地元住民のLi氏は「付近は複数の大型バスが駐車しているので道路を渡る際に視界が悪く他の車が来ているか確認するのが大変。団体ツアー客が自分の住むビルの入り口を塞いでいることもよくある。」と不満を漏らしました。

今回の事故現場は信号機のない交差点(丁字路)だったようです。ツアーバスの運転手(46歳)は危険運転致死の容疑で逮捕されました。

2018年の香港の外国人訪問者数は約6500万人で、うち5100万人が中国本土からの訪問でした。2018年10月には香港、マカオ、珠海を結ぶ「港珠澳大橋」が開通したことで日帰り中国人旅行客が急増し、香港側の到着地点である東涌(トンチョン)では住民の生活に支障が出ていると訴えるデモ活動がおこなわれました。最近は土瓜湾から公共交通機関のフェリーに乗船しビクトリアハーバーを眺めるという観光内容に人気が集まっているようです。