沙田行きのミニバス横転で運転手死亡、乗客16名負傷

更新日:2019年01月15日
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ミニバス事故

14日(月)午前8時30分頃、新界(ニューテリトリー)の城門隧道で沙田(シャーティン)行きのミニバス(緑色403番)が横転し、67歳の運転手が死亡、全乗客16名が負傷する事故が発生しました。香港のミニバス業界には若手が少なく、高齢の運転手が多いとして香港の各メディアは不安を伝えています。

事故の原因は現在調査中ですが、SCMPなど香港メディアが取材をおこなった乗客のコメントによると、運転手は事故直前に気を失っていたように見え、左のタイヤが縁石に乗り上げた後80メートルほど走行し、中央分離帯のコンクリートにぶつかり横転したとのことです。また、警察の調査では、「運転手は67歳で、高血圧、長期で薬を服用、数日前から風邪気味、咳止めの薬を所有。ミニバスは先週定期検査済。事故現場にブレーキ跡はなかった。」などの情報が得られています。

事故に遭った乗客からは「みんなシートベルトをしていた。していなかったら死んでいたかも」、「後ろの席でちょうど寝ていて、急に大きな音がして、車内で悲鳴が上がり、僕が目を開けたときはひっくり返っていた。こんな経験は一度で十分」、「ひっくり返ったとき、車の外に投げ出された人がいなくてよかった」などのコメントが寄せられました。